衆院選制度、協議会先送り 「10増10減」要求相次ぐ
与野党6党は1日、国対委員長会談を国会内で開いた。自民党の高木毅国対委員長は、将来的な衆院選挙制度の見直しを検討する協議会の設置を提案した。方向性に異論はなかったものの、1票の格差を是正する小選挙区定数の「10増10減」は実施すると明確にするよう求める声が相次ぎ、結論は先送りされた。 自民党内では10増10減に対し、地方の議員が減るとの不満が出ている。これに対し、法律に基づく定数是正は予定通り実施すべきだとの立場から各党が懸念を示した形だ。 高木氏は記者団に、10増10減は協議会で論点にならないと説明した。