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生理やトイレはどうする?宇宙空間が「女性の身体」に与える影響

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コスモポリタン

これまでにNASAは、約350人の宇宙飛行士候補を訓練してきたものの、そのうち女性は16%にとどまり、実際に宇宙ミッションに旅立った女性はおよそ14%。 しかし、2019年には女性飛行士のみでのスペースミッションが行われるなど、宇宙においても今後は女性の活躍が期待できそう。そんな中、女性宇宙飛行士たちは女性ならではの“課題”を上手く解決しながら、長期の「宇宙生活」に適応しているよう。 宇宙に滞在する女性たちは、どうやって日々のセルフケアをしているの? という素朴な疑問に、セレーナ・アウニョン=チャンセラー宇宙飛行士(2018年にソユーズで国際宇宙ステーションへ飛行。196日間宇宙に滞在)と、NASA人間調査プログラムの科学部長であるジェニファー・フォガーティ博士が回答!

生理

宇宙ミッションに入る前に、女性飛行士は「生理周期をどうするか」の選択ができるそう。 宇宙飛行中に腹痛などが起こることを避けるために「生理を止める」選択をした場合、飛行前に専門医と相談し、経口避妊薬やホルモン補充薬などの使用について話し合うとのこと。また、生理周期をそのまま続行するとの選択をした女性飛行士には、NASAは女性用生理用品を提供するのだとか。 「ほとんどの場合、生理周期は地球上と同じように機能します。体は同じ体内時計で進むようですね」とセレーナ・アウニョン=チャンセラー宇宙飛行士はコメント。 「NASAがいかなる場合も女性飛行士に(生理周期にまつわる)選択権を与えてきたという事実は、喜ばしいことです。どちらを選んだ場合でも、医学的にしっかりサポートされています」

トイレ

宇宙での生理周期は選択肢があるとして、そもそもトイレをどうやって使うの? という疑問も。 実際、トイレは女性宇宙飛行士にとって難しい部分。固形廃棄物および液体廃棄物は真空管内に排出され、「プログレス」と呼ばれる車両に詰め込まれます。車両が地球に戻ると、廃棄物はすべて焼却される仕組みなんだそう。でも、こうしたトイレ用器具は女性向けに設計されたものではないのだそう。 NASA人間調査プログラムの科学部長であるジェニファー・フォガーティ博士は「アダプター(トイレ用器具)は、男性が使いやすいようにデザインされたものなのです」と解説。 「男性はアダプターとの接続が簡単ですが、解剖学上、女性が真空管に接続するのは困難です。特に生理中は液体と固形廃棄物の両方が発生する場合がありますが、システムそのものがそういった場合を想定して作られていないのです。 NASA側は何度か再設計を行い、女性宇宙飛行士の使いやすさに考慮してきました。しかし、もともと女性用にデザインされていないという問題点があることも認識しています」 続けて、フォガーティ博士はこのように説明。 「現在、たくさんの女性宇宙飛行士が訓練を受けています。まだ飛行経験がない女性の場合、実際に宇宙に行ってみないとわからないことも多く、地上で選択したオプションがベストとは限りません。 たとえば、自分にとってタンポンが良いかナプキンが良いかなど、宇宙に行ってみないとわからないのです。ですから、女性飛行士たちがこうした点についても情報共有することはとても重要なのです」

バースコントロール

「NASAはバースコントロールについて、女性宇宙飛行士専用の施設を作り医学的ケアをしています」とセレーナさん。 「NASAに入局する女性宇宙飛行士候補は30代がほとんどです。女性たちがどういった選択をしたとしても、宇宙飛行専門医との話し合いを含め、さまざまなサポートを受けられるようになっています」 ※この翻訳は、抄訳です。

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