米Meta「Meta Quest 3」、詳細発表。容量違いの2モデル展開
Meta Platforms, Inc.(以下「Meta」という)は、2023年9月27日(米国時間)、新型のMR(Mixed Reality、複合現実)ヘッドセット「Meta Quest 3」を日本時間の2023年10月10日に発売すると発表した。 【Meta Quest 3】2023年10月10日発売!! 複合現実(MR)をメインストリームとしたヘッドセット ・Oculus Quest(2019年) ・Meta Quest 2(2020年、発売時の名称はOculus Quest 2) に続く、3年ぶりの新型モデルとなる。 ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
MetaのMeta Quest(旧・Oculus Quest)とは
「Oculus Quest」「Meta Quest 2」は、VR(Virtual Reality、仮想現実)ヘッドセットであった。 新型の「Meta Quest 3」は、世界で初めてとなる、複合現実(MR)をメインストリームとしたヘッドセットとなる。 複合現実(MR)は、デジタルのオブジェクトを物理的な現実世界に持ち込んだり、完全に没入した体験を作り出すことが可能となる。 「Meta Quest 3」は、側面をダブルタップするだけで、完全に没入したVR体験と、物理的な世界に仮想的な要素を重ねた融合された環境(MR)との間をシームレスに行き来できる。 上記のとおり、「Meta Quest 2」からは大幅な進化を遂げていると言えよう。
Metaの新型モデル「Meta Quest 3」
●Metaの新型モデル「Meta Quest 3」スペック Qualcomm Technologies, Inc.と共同で開発したチップセット「Snapdragon XR2 Gen 2」を搭載することで、グラフィック処理能力は「Meta Quest 2」の2倍となっている。 前モデルから大幅なスペックアップにより、ロード時間は高速となったことに加えて、ディテールは驚くほど鮮明で、想像を超えた没入感のあるゲームを堪能することができる。 DRAM(メモリ)も8GBに増えており、「Meta Quest 2」と比べて33%増加しているため、お気に入りのアプリを最適なパフォーマンスでプレイ可能である。 また、「Meta Quest 3」は、4Kを超える「Infinite Display」を搭載しているため、「Meta Quest 2」と比較し、解像度が約30%向上している。 サウンド面では、「Meta Quest 2」よりも再生音域の音量が40%増え、これまでにない没入感を体験できる。 一体型ステレオスピーカーが搭載されているほか、3.5mmヘッドフォンをヘッドフォン・ジャックに接続することも可能となっている。 「Meta Quest 2」より薄型になっており、カスタマイズ可能なフィット感とバランスの取れた重量配分が特徴である。 眼鏡の上からヘッドセットを装着する場合でも、髪型や顔の形に合わせて調整する場合でも、ソフトで調節可能なストラップのデザインでさまざまなニーズに対応可能となる。 ●Metaの新型モデル「Meta Quest 3」特徴 「Meta Quest 2」においても完全没入型のVRと、物理的空間とバーチャルな空間が融合したMRの間を移動する(パススルー)ことはできたが、モノクロ表示であった。 その点、「Meta Quest 3」は、フルカラーのパススルーが可能となっているため、シームレスな行き来が可能となっている。 まとめると、フルカラーのパススルーで、現実世界とバーチャル空間が一体化したMR体験ができるヘッドセットが「Meta Quest 3」である。