寒い時には温かいお菓子! イギリスのみんな大好き「アップル・クランブル」とは〈田舎で楽しむ英国的衣食住〉vol.9
2021年はスタートから冬将軍が大暴れ、全国的に厳しい寒さが続いています。こうも寒いと温かいプディングが食べたくなるのは私だけではないと思います。 この記事の他の画像を見る 英国菓子の魅力の一つに温かいプディングの豊富さがあります。数あるレシピの中で今回作り方をご紹介するのは「アップル・クランブル」です。りんごで作ったフィリングに小麦粉とバター、砂糖で作ったクランブルを載せて焼くだけの非常に簡単なレシピです。クランブルは冷凍保存も可能なので、多めに作って保存しておくのもよいと思います。 アップル・クランブルの最高のお供、カスタードソースの作り方や、私のお気に入りのバリエーションレシピもご紹介します。
◆あり合わせが国民的デザートに◆
アップル・クランブルはもともと第二次大戦中、物資が乏しい中でありあわせで作られたものですが、今でも英国人が大好きな食べ物の一つ。 香ばしくサクッとしたパン粉状のクランブル(crumble)と、とろっとしたりんごのフィリングの組み合わせが最高です。りんごだけでなく様々なフルーツを使ったバリエーションも存在し、自分なりにアレンジするのも楽しいお菓子です。
2, 小鍋にりんごと砂糖、レモン果汁を入れ5分程弱火で加熱する。りんごが柔らかくなったら火を止める。
3, クランブルを作る。ふるいにかけておいた薄力粉と砂糖、塩、シナモン、サイコロ状に切ったバターを指やフードプロセッサーでしっかり馴染ませる。
4, パイ皿に2を移して、その上から3を振りかける。 5, オーブンで40分程焼く。 6, 残り20分程になったらカスタードを作り始める。小鍋に牛乳、生クリーム、バニラビーンズを入れ、極弱火で加熱する。
7, ボウルに卵黄、砂糖を入れて泡立て器でよく混ぜる。
8, 6の小鍋のふちに泡がつき始めたら火を止めてバニラビーンズを取り出し、数回に分けて7に注ぎこむ。分離するのを防ぐため、混ぜる手は止めない。 9, しっかり混ざったら漉し器で漉して、小鍋に移しておく。