坂田信夫商店、ショウガ収穫の最盛期に 「今期は国産ショウガ獲得の争奪戦」
坂田信夫商店(高知県香美市)は、ショウガ収穫の最盛期を迎えている。 「今年は、春の植え付けの時期が雨による影響で遅れたこと、夏場の干ばつ、収穫直前の8~9月の雨不足が影響し、ショウガが例年よりも小さい。加えて、収穫時の人手の問題、後継者不足や高齢化による契約農家の減少なども影響し、全体の生産量が減少し、昨対で2割減は確実。産地相場だと数倍アップは必至」(代表取締役社長・水田晶容氏)という。 同社は、ショウガ生産量日本一の高知県で圃場シェア4割超を占める国産ショウガ供給のパイオニア。健康食品分野においては、一般の生姜よりもショウガオールとジンゲロールを高含有する同社主力素材「黄金しょうが」を粉末化した「プレミアムジンジャーパウダー」を供給している。 今年の大不作を聞きつけ、収穫期の圃場視察が殺到。「来年の種ショウガまで売り出す農家なども見られ、今期は国産ショウガ獲得の争奪戦になる」としている。