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朝倉さや「音楽の旅、心の旅を」“部屋”から本気の歌声届けた誕生日前夜:レポート

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 シンガーの朝倉さやが6月28日、誕生日&メジャーデビュー記念『Live Acoustic Session at UNIVERSAL MUSIC』を行った。28歳誕生日前日、27歳最後のライブで、所属レーベルの一室からの配信となったステージ。この日の演奏形態は朝倉を含め、ギターのSolayaとキーボードの山岡恭子の3人編成で行われた。ライブは「AGRIMONY ~旅さあべ~」「東京」アンコール含め全19曲を熱唱。民謡からポップス、ジャズとジャンルレスな幅広い選曲で、朝倉さやの歌の表現力を発揮した一夜を、以下にレポートする。【取材=村上順一】 ■お部屋から本気をお届けしています  配信ライブはスタート時点で機材のトラブルもあったが、無事に解消し、朝倉の「もどってきたぞ~!」の声から、メジャーデビューアルバム『古今唄集~Future Trax BEST~』に収録されている「AGRIMONY ~旅さあべ~」でスタート。しっとりとした導入、後半で見せる印象的なコブシと、オープニングから彼女の持つ世界観へいざなってくれた。  そして、「音楽の旅、心の旅をしようと思いながらやってきました」と話し、「River Boat Song」から「からめ節」と続けて歌唱。大地を震わすかのような存在感のある歌声が、部屋の中に響き渡っているのが容易に想像できるパフォーマンス。グルーヴに乗って、楽しそうに体を揺らす姿も印象的だった。  朝倉は「お部屋から本気をお届けしています」と意気込みを伝え、同じくアルバムに収録されている「豆ひき唄」。朝倉は山形県の民謡だと思っていたが、宮城県から発祥の歌だと知って「民謡に1曲1曲にも物語があるんだなあ」としみじみ語る場面も。叙情的な歌声が情景を映し出す朝倉の表現力を堪能させてくれた1曲だった。  ここで朝倉は三味線を手に取り、弾き語りで宮城県の民謡「斉太郎節」を披露。三味線の音色と朝倉の歌声のコントラストで、和の世界観を作り上げていく。朝倉は三味線の楽しさを感じていることを話し、もう一曲「花笠音頭」を届けた。『花笠まつり』はコロナ禍で中止となってしまったが、朝倉は祭りの熱をこの部屋で再現するように歌い上げ、チャットでは<やっしょう~まかしょ>などの合いの手もリスナーから発信。  「私は少し旅にでます…」とフレームアウトする朝倉。ここでギターとキーボードの演奏するなか、サングラスを掛け、朝倉の別キャラであるサヤー・オズボーンに扮して再びフレームイン。届けられたのは「もののけ姫」。透明感あふれるハイトーンボイスが、部屋の隅々まで浸透していくかのような歌唱。その歌声にリスナーも「泣ける」など、感動を伝えるコメントが多く見られた。  エレガントな黒い帽子を被り、ジブリアニメ『天空の城ラピュタ』より、「君をのせて」。たっぷりと情感を込め、ワンコーラスをアカペラで届け、2コーラス目から楽器が楽曲を彩っていく。続けて『紅の豚』から「時には昔の話を」へと緩急のある流れで至福の時間を紡ぐ。  続けて軽快なリズムで届けられた「カントリー・ロード」は、朝倉の叩くタンバリンに合わせ、「リアルに手拍子中」や拍手の絵文字で画面の向こう側のリスナーも一緒にクラップで楽しんでいることを、チャットで伝えていたのが印象的。 ■ときどきトランポリンでジャンプしながら生きていきたい  29日に28歳の誕生日を迎える朝倉は椅子に座り、「27歳最後の日を皆さんと一緒に過ごせて嬉しいです」と語り、ノラ・ジョーンズの「Don't Know Why」を山形弁でカバーするという、朝倉ならではのカラーで聴かせてくれた。間奏ではハーモニカも披露した「アリャセヘイヤ~」と着座でのゆったりとした時間を届けた。  MCではSTAY HOME期間中の話題から、香川県の民謡「たんす唄 Future Trax」を披露。歌唱前に「たんす唄」の由来を丁寧に語り、ハワイアン風のアレンジで、南国の風を歌と演奏で届けた。朝倉はリズムに乗って体を揺らし<ドシドシ>と快活な声を響かせた。チャットも<ドシドシ>のコメントで埋め尽くされた。  Solayaのソリッドなカッティングによるイントロが印象的な「酒田甚句 Future Trax」へ。ファンキーなアレンジに、民謡独特の歌唱スタイルでシナジーを生み出していく。間奏で見せるツチノコをイメージしたユニークな振り付けは、観ているこちらにも元気を与えてくれるよう。 「未来へ贈り物」を歌い終わり、「会いたい人がいることはめちゃくちゃ幸せだなことなんじゃないかなと思います。現地には行けないけど心の旅、音楽の旅をしようとやってきました。みんなが観てくれて心の旅を一緒にしてくれるんだなと。またみんなに会える日を、笑顔を見れる日を楽しみにしています」と今の思いを語り、オリジナル曲「おかえり -manzumamake-」を届けた。当たり前だったことが当たり前じゃない毎日、<いつもの笑顔にほっとするよ>という歌詞が、胸に響く。1日も早く日常に戻って欲しいという願いが感じられるような歌唱だった。「また直接、目と目を合わせ、握手ができる日を楽しみにしながら、もう少し一緒にガンバっぺ」と言葉を残し、ステージを後にした。  アンコールに応えて、再び朝倉が登場。ここで、4月に開催する予定だったライブの振替公演を2021年1月10日に行うことを発表した。朝倉は振替公演が決まったことに「本当に嬉しい! とっておきの1日にしましょうね」と喜びを伝えた。  上京して会社員として働きながら歌手の夢に向かって邁進してきた彼女。「あの時には想像ができなかった未来にいるなと思って、感謝の気持ちでいっぱいです。上京した時の気持ちは1mmも忘れたことがなくて、その気持ちを曲にできているから覚えているんじゃないかなと思います」と、アンコールで届けたのは2013年にリリースされたインディーズデビュー曲「東京」。当時の記憶を呼び覚ますように、丁寧に歌い上げた。  最後の曲に行く前に、誕生日前日ということもあり花束とケーキでサプライズ演出。朝倉は勢いよくろうそくの火を吹き消し「これからやっていきたいこと、ワクワクしていることもたくさんあります。一歩一歩行きながら、ときどきトランポリンでジャンプしながら生きていきたいと思います」と涙ぐみながら語った。チャットもお祝いのメッセージで溢れた。  ラストはメジャーデビュー記念ということで、アルバムから「Mr.Mamurogawa (真室川音頭Future Trax)」でエネルギッシュな歌声を響かせ、「これからも元気いっぱいワクワクしていくぞ!」と意気込みを伝え、『Live Acoustic Session at UNIVERSAL MUSIC』の幕は閉じた。  なお、この生配信ライブの模様はYouTubeのオフィシャルチャンネルで視聴できる。 ■セットリスト 誕生日&メジャーデビュー記念『Live Acoustic Session at UNIVERSAL MUSIC』 6月28日@UNIVERSAL MUSIC 01.AGRIMONY ~旅さあべ~ 02.River Boat Song with respect for 最上川舟唄2020 03.からめ節 Future Trax 04.豆ひき唄 Future Trax 05.斉太郎節 06.花笠音頭 07.もののけ姫 08.君をのせて 09.時には昔の話を 10.カントリーロード 11.ブルーチーズ 12.Don’t Know Why 13.アリャセヘイヤ~ 14.たんす唄 Future Trax 15.酒田甚句 Future Trax 2020 16.未来へ贈り物 17.おかえり -manzumamake- ENCORE EN1.東京 EN2.Mr.Mamurogawa (真室川音頭Future Trax)

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