黄綬褒章を受章した武豊

　令和６年秋の褒章において黄綬褒章を受章した武豊騎手（５５＝栗東・フリー）の受章記念セレモニーが２３日、京都競馬場で行われた。会場のウイナーズサークルには多くの騎手仲間、ファンが集結。温かい拍手に包まれながら川田騎手から記念の花束、続いてＪＲＡの吉田正義理事長から記念品の目録が手渡された。 【写真】武豊のために全員集合！ 　武豊騎手は「本当に光栄です。この褒章は決して一人ではいただけなかったもので、競馬界全体でいただいたものだと思っています。（伝達式の後には）天皇陛下にもお目にかかり、競馬の話をさせていただきました。とても緊張しましたし、光栄だなと思いました」と喜びを語った。 　今回の受章は、中央競馬の発展ならびに畜産業の振興に多大なる貢献を果たした功績が認めらたもの。「ただ騎手として一生懸命にやってきただけで、本当に周りに助けられ、ファンの方に応援していただきました。馬とファンあっての競馬なので、それが第一だと思います。こんなに名誉な章をいただいたのでますます努力して、競馬の発展に貢献していければと思います」と周囲に感謝しつつ、抱負を述べた。 　２４日は、ドウデュース（牡５・友道）とのコンビでＧⅠジャパンＣ（東京芝２４００メートル）に参戦。現役単独トップの同レース５勝目を目指すレジェンドは、「皆さんの期待に応えられるよう精いっぱい、騎乗します。応援よろしくお願いします」と決意を新たにしていた。