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企業型保育園を5年で開園。ナルトトランクスの人を喜ばせるビジネスの形

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Forbes JAPAN

長年にわたりサーフトランクスを作り続けている「ナルトトランクス」代表の山口さん。アウトドアブランド、パタゴニア本社で見た社内託児所の光景が忘れられず、企業型保育園をなんと5年で開園。 “夢を実現する力”と“人を喜ばせる”ビジネスがここにある。 「安心の連鎖」「地域還元」を興味から実行へ きっかけはパタゴニア本社を訪れたことだった。それはおよそ5年前のこと。徳島県鳴門市でオーダーメイドのサーフトランクスブランド「ナルトトランクス」を営む山口輝陽志さんは、知人に会うためにカリフォルニアにある同社を訪れた。するとそこには保育園があったという驚きが。 山口さん自身、経営者であり4人の子を持つ父親。オフィスでイキイキと働く親の近くで子供が楽しく過ごしている状況に接し、「なんて素晴らしい環境なのだろう」と感じた。 帰宅すると感銘を受けた様子を家族に伝えた。妻・晶子さんと母・壽子さんは保育士の資格を持っている。「日本でも福利厚生施設として保育園を備える企業が増えている。あなたもやればいいじゃない」。そんなふたりの激励に山口さんは背中を押され、まもなく壽子さんを園長に企業主導型保育事業※の助成申請を行った。 ※ 企業主導型保育事業|企業主導型保育事業への助成制度は平成28年に内閣府によって始まったもの。企業が従業員のために保育施設を設置する場合、国が定めた設置基準を満たさない認可外施設ながら認可園並みの運営費・施設整備費の助成が受けられる。そして園は、夜間や休日、1日数時間といった従業員の働き方に応じたサービスを提供できる。加えて、定員の50%以内において従業員以外の地域の子供たちを受け入れることができ、待機児童問題を解決する一助にもなっている。 「徳島では大塚製薬さんのような大企業や病院が事業所内保育園を設置していますが、うちは従業員が10人に満たない零細企業。申請が通るとはまったく思いませんでした。おそらく妻と母が書いた内容が良かったんでしょう。何をどう書いたのかは知らないんですけどね」。 そう言って笑う山口さんは、ふたりがいたからパタゴニア本社で感じた「素晴らしい環境」を実現できたと思っている。そして自分は保育の素人。経営や施設の設置などハード面で主に関わり、保育の現場はふたりに任せて口は出さないようにしている。

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