味も使い勝手も外さない、お勧め「お弁当冷食」6選、冷凍王子がお弁当冷食をお勧めしたい理由、手軽さだけじゃない“安心・安全”のメリットも
近年は、自然解凍できる冷凍食品もたくさん販売されています。自然解凍は常温で長時間放置するため、本来は細菌がとても増えやすい解凍方法。 しかし、自然解凍可能な冷凍食品は、特に厳しい基準(夏季の気温を想定し、長時間の放置にも耐えられる)を通過できるように、細菌数を極めて少なく抑えるように非常に高度な衛生管理のもと、製造されています。 家庭では絶対クリアできない基準のもとで作られているため、安心してお弁当に入れることができるのです。手軽さだけではなく、衛生面からみても、冷凍食品をお弁当に使うことは理にかなっているのです。
■お弁当の詰め方と保管のポイント もちろん、お弁当用の冷凍食品だからといって、すべてが同じように自然解凍できるわけではありません。 「自然解凍OK」と記載のある冷凍食品は、凍ったままお弁当箱に入れてよいですが、記載のないものは必ずパッケージの指示通りに加熱してください。ホームフリージングした食材や、前日の作り置きのおかずも、お弁当に入れるときは絶対に1回加熱してから入れてください。 そして、おかず、ごはんを詰めた後、十分に冷ましてからフタをするのが基本です。
温かいままフタをしてしまうと、温かい温度が保たれて冷めづらく、熱や蒸気が逃げづらい状態に。細菌が好む、生ぬるく、適度に水分がある状態がキープされ、細菌の増殖リスクがグンと高まります。 また、手には食中毒の原因となる黄色ブドウ球菌が付着していることがあるので、調理の前に手は必ず洗うこと。さらに詰める際には手で直接食べ物に触れず、箸などを使いましょう。 お弁当は常温の場所で置きっぱなしにすることが多く、そのまま食べるのが一般的です。常温は一番細菌が繁殖しやすい保管法なので、冷蔵庫があれば冷蔵庫で保管を。電子レンジがある場合は、食べる前にチンしたほうがより安全です。
冬は、暖房のきいた室内に注意! 暖房のきいた場所ではなく、窓際など暖房の熱が届きにくいところに置いておきましょう。 また、お弁当には保冷剤を必ずつけることを強く言いたいです。 ポイントは、保冷剤の置き場所。フタの上に保冷剤を置いて、クロスで包むようにしましょう。冷気は上から下に流れていく性質があるので、上に置くことでお弁当全体を冷やす効果が高くなります。 凍ったまま入れられる冷凍食品なら、保冷剤代わりになるのでは? と思うでしょうが、残念ながらなりません。冷凍食品には糖分や塩分などが含まれているため、凝固点という凍る温度が低く、溶けやすい。商品サイズも小さいので、お弁当全体を冷やす効果は非常に弱いのです。