ニンジンに付着した異物は「石英」と判明 食品衛生法上の違反はなし 福井市などで学校給食への混入相次ぐ 市は産地を明らかにせず、風評被害防止のため
FBC福井放送
福井市の学校給食で異物混入が相次いだ問題で、市は食材のニンジンに付着していた異物は「石英」だったと発表しました。 給食の食材として納入されたニンジンについて、市は産地の自治体にガラス片のような異物が混入した経緯について調査を依頼していました。市によりますと、9日までに、この異物が土壌に含まれていた「石英」で、食品衛生法上の違反はないとの回答があったということです。 ところで、消費者庁によりますと、「石英」が付着した北海道産のニンジンが先月、福井市の卸業者を通して県内に出荷されたことが分かっていて、業者が自主回収していますが、市は風評被害を防ぐためとして、問題のニンジンの産地を明らかにしていません。 市では今後、学校給食でのニンジンの提供を順次再開するとしています。