セレナの購入を検討中ですが、24万円の「車検付きメンテプロパック」を提案されています。休日しか乗らないのですが、本当に必要でしょうか? 長い目で見れば“お得”ですか?
ディーラーで新車の商談をしていると、おすすめとしていくつかのオプションを提案されることがあります。 今回は、よくおすすめされるオプションの「メンテナンスパック」に関する話です。車検付きのメンテナンスパックを提案された場合本当に必要なのか、本記事で検証していきます。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
メンテナンスパックってどんな商品?
メンテナンスパックは、基本的に下記内容がパック商品として提供されています。 ●12ヶ月法定点検 ●6ヶ月点検 ●半年ごとのエンジンオイル交換、1年ごとのオイルフィルター交換 これに加え、ディーラーによっては以下などが含まれている場合があります。 ●車検整備 ●エアコンフィルター交換 東京都内の日産ディーラーである日産東京販売株式会社で新車のセレナを買い、「メンテプロパック 54」を購入すると、上記5つの項目に加えて「ウインドウ撥水12ヶ月」という商品も付けられます。これはフロントガラスの撥水(はっすい)加工とワイパー交換がセットになっているものです。 メンテナンスパックの最大の特徴は、「まとめて一括前払いすることで費用を抑えられる」ということです。今回のケースの場合、その都度支払いをすると約36万円の費用がかかるところ、メンテプロパック 54にすると約24万9000円で購入できる、というものです。
休日しか使わない人にとってメンテナンスパックは不要?
前記したように、一見するとお得に見えるメンテナンスパックですが、本当にお得なのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。 今回のように、休日しか車に乗らないという人にとっては、半年ごとに点検しオイル交換をすることは過剰に思われるかもしれません。しかし、車の乗り方によっては半年に1回オイル交換したほうがエンジンの寿命を延ばすとも言われていますから、長い目で見れば効果を感じられるでしょう。 また、車は買ってからの維持費がかかりますので、メンテナンスパックのように前払いで4年半の間は点検整備費用があまり高くならない、というのはメリットかもしれません。 注意点としては、メンテナンスパックに含まれるのは、あくまでも点検の基本費用だということです。特に、車検では法定費用と呼ばれる「自動車重量税」や「自賠責保険」は含まれていませんので、その分の費用は用意しておく必要があります。
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