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日本は遅れている? コロナ禍の海外の教育事情に日本が思う事は?

配信

テレ東プラス

現場で奮闘する人たちの姿を通して、さまざまな経済ニュースの裏側を伝えるドキュメンタリー。今回は、学びを止めないために奮闘する公立中学校と大学のいまを取り上げる。アメリカ、イギリス、中国の教育現場も緊急取材。日本に足りないもの...その原因は?

初めてのオンライン授業...奮闘する教師に密着

新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、いち早くとられた措置は「学校の閉鎖」だった。3月以降、全国のほとんどの小学校、中学校、高等学校などが一斉に休校。多くの学びの時間が失われ、生徒たちに大きな影響を及ぼした。 教える側も対応に迫られている。新型コロナウイルスの影響が長期化する中、対応策のひとつとして注目されるオンライン授業だが、端末やネット環境が整わず、導入できた自治体はわずか5%程度。仮に環境が整っていたとしても、現場の課題は山積している。

約470人が通う東京・墨田区立桜堤中学校は、元々オンライン授業を推し進めているモデル校。対応しやすい環境にありながらも、現場の教師たちは困惑していた。 数学の岩井洋平先生(31歳)が取り組むのは、オンライン授業の教材作り。教科書はほぼ使えないため、教材作りから始めなければならない。授業の撮影が始まると、誰もいない教室でも生徒がいるかのように語りかけ、強調したい内容をカメラに近づけるなどして臨場感を出す。解答のタイムを競うゲームを盛り込むなど、オンラインで生徒を引きつけるために試行錯誤は続く。

一方、デジタルに不慣れな先生も。理科の渡部巧先生(45歳)は、1年生に教える「花の構造」の教材作りを進めていたが、慣れないタブレットの操作に悪戦苦闘。写真の撮り方から教わり、なんとか動画に自分の声で説明を吹き込む。「今後はこうしたものがどんどん導入される」。教師もまた、変化が求められていた。

日本の大学の約9割にあたる930校がコロナの影響で授業を休止したという。大学でも、学びの場の確保に苦慮していた。国立和歌山大学は、経済学部やシステム工学部など4学部があり、約4500人の学生が在籍。ある必修科目の講義では、一度に900人の学生が集まる。小中学校に比べ、学生の数が多い大学、これが、和歌山大学だけでなく全国の大学で、オンライン授業を導入する上での大きな障壁となっていた...

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