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路線変更でピオーリ監督の続投が決定。中心人物たちの去就はどうなる?

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文 神尾光臣  来シーズンの監督兼SDにラルフ・ラングニック氏を招聘する方針から一転、ステファノ・ピオーリ監督の続投を決めたミラン。チームの再建に成功し、順位の急上昇をもたらしたことを評価し、イバン・ガジディスCEO以下のクラブ幹部は2022年までの契約延長を決定した。そして、これを機に様々な方針が変化しそうだ。

マルディーニTDは続投か

 まずは、パオロ・マルディーニTDの去就。これまでラングニック氏がミランとの交渉の上で技術部門、運営部門の全権を掌握させるよう持ちかけたという発言に対して批判するなど、今季限りでクラブを離れるのではないかと見られていた。  しかしミランの経営を取り仕切るイバン・ガジディスCEOは7月23日付の『コリエレ・デッロ・スポルト』のインタビューの中で、マルディーニTDの続投を希望。「パオロにはまだ2年間の契約があるし、今後も我われとの関係を末長く続けていってほしいと思っている」と語った。  7月24日付の『トゥットスポルト』によれば、経営権を持つ米ヘッジファンド『エリオット』社の中には、ピオーリ監督の手腕だけではなく、あえてベテランを編成しにいった現在の強化部門を評価し、路線継続を強く望む声があるという。  クラブを去ったズボニミール・ボバン元CFOととともに、前線ではズラタン・イブラヒモビッチ、DFラインにはシモン・ケアーらを獲得して若い選手に落ち着きをもたらそうとしたマルディーニの姿勢が改めて評価されているのだというのだ。  ただ、ガジディスCEOが推進してきたのは、かつてのアーセナルをモデルとした若手育成主義。ガジディスの右腕と呼ばれながら、ボバンが経営陣と不和を起こした一因となったとされるヘンドリック・アルムシュタット氏や、ラングニックに意思を確認しながら水面下でスカウトを進めてきたとされるジョフレイ・モンカダ氏らとどう融合を図っていくのかが注目される。

ズラタンの運命はどこにあるのか

 一方、ラングニック氏が来なくなったことで運命が変わりそうなのがイブラヒモビッチだ。これまではドイツ人指揮官の到着とともにミランを去るのが既定路線と見られていた。  ピオーリ監督はアタランタ戦後の記者会見で「できれば来シーズンも一緒に仕事がしたいと思っている。クラブはまだ彼と話をしていないようだが、監督が誰になるか分からない状態だったからだろう。彼は若手の成長を助けてくれるし、私も彼と意気投合している」と残留を切望した。  もっとも、そのイブラヒモビッチはことあるごとに「クラブは自分たちの手の及ばないところで何かを決めている」と、態度を決めて話をしようとしてこなかった経営陣への不信感を口にしていた。  クラブは残留のための交渉を始める模様だが、『コリエレ・デッラ・セーラ』の報道によれば、イブラヒモビッチはミランの経営陣がサラリーキャップの上限とする額の2倍に当たる600万ユーロの年俸を希望しているという。  現役続行の意思を見せるズラタンだが、彼の引き留めに成功するのか。

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