【モーツァルトの未発表曲】世界初演がYouTubeで公開 ⇒「とても純粋で希望に満ちている」「新発見のモーツァルトに出会えるなんて!」
クラシック音楽の作曲家、モーツァルトが少年時代に作曲したとみられる未発表曲が見つかりました! 【動画を見る】「歴史的に重要な作品」と話題に。若き日のモーツァルトが作曲したとみられる「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク」の世界初演
ドイツ語で「非常に小さな夜の音楽」を意味する「ガンツ・クライネ・ナハトムジーク」と名付けられたこの楽曲。オーストリアのザルツブルクで9月19日、世界初演となる演奏会が開かれました。 24日、その演奏の模様がYouTubeに投稿されると世界各国から反響が相次ぎました。 「とても純粋で希望に満ちている。なんて美しい作品なんだ」 「まさか!新発見のモーツァルトに出会えるなんて!」 「モーツァルトが 10 代前半に作曲した室内楽の楽譜は現存していないため、歴史的に重要な作品です」
少年時代のモーツァルトが姉のために作曲した物だった可能性
この未発表曲は、モーツァルトに関する資料を収集するオーストリアの研究機関「国際モーツァルテウム財団」が9月24日に発表しました。 モーツァルト作品に番号を付けて整理する「ケッヘル目録」を同財団が60年ぶりに改定。その作業の中で、ドイツのライプツィヒ市立図書館で保管していた楽譜が、モーツァルトの初期作品の可能性が高いとしています。 2つのヴァイオリンとチェロで演奏する弦楽三重奏曲。7つの小楽章からなり、合計12分です。ケッヘル番号は「KV648」と分類。財団のデータベースから推計すると、作曲当時のモーツァルトは9~13歳だったと考えられています。 改訂版ケッヘル目録の編集者であるウルリッヒ・ライジンガー博士は、プレスリリースの中で以下のようにコメントしています。 「父親が作成したリストから、モーツァルトが若い頃に多くの室内楽作品を書いたことが分かっていますが、残念ながらそれらはすべて失われてしまいました」 「ただ、幸運にもライプツィヒには弦楽三重奏曲が完全な形で残っていました。その出所は明らかにモーツァルトの姉で、弟の形見としてこの作品を保存したと考えるのが自然でしょう」 「モーツァルトは姉のために、この三重奏曲を特別に書いたのかもしれません」
BuzzFeed Japan