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ライデル、アリエル、ロドリゲス育成…新星続く中日“キューバルート”の強み 政府との友好はリナレスから

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中日スポーツ

渋谷真コラム・龍の背に乗って

◇9日 中日2-2巨人(ナゴヤドーム)  8月9日、初登板、近藤真市…。壮大な夢を見てしまった。初安打から同点。記録の夢はしぼんだが、希望の灯はまた一つ増えた。荒ぶるスライダーで巨人をねじ伏せたロドリゲスは、キューバからやってきた。中日の外国人といえば、少し前まではドミニカンルートが主流だったが、今やキューバルートがチームを支えている。 【写真】ノーヒットノーランを達成しガッツポーズする近藤真一  ライデル、アリエルのマルティネスにロドリゲス。クローザーと強打の捕手にくわえ、先発の一角に新たな星が現れたことになる。3人に共通するのは国籍だけではない。全員が育成選手として来日した。1年目の開幕時の年齢は、2017年入団のライデルが20歳、18年のアリエルが21歳、今季のロドリゲスが23歳。将来性を買い、日本野球を仕込み、大きな戦力に育て上げた。  メリットは安価に獲得できること。ロドリゲスは今春のキャンプから戦力になるにおいが漂っていたが、2人のマルティネスはまさに原石だった。ところが数カ月も見ないでいると、別人のような球筋や飛距離になっている。キューバ政府が好素材を託してくれるのは、オマール・リナレス獲得以来、連綿と続く友好関係のたまものでもある。  ロドリゲスはキューバ代表のメンバーとして、昨秋のプレミア12に出場した。与田監督は韓国ラウンドを視察。その後で政府要人との折衝とライデルの契約延長のため、キューバにも飛んでいる。それ以前は森繁和前監督がその任を担っていた。  巨額を投資しても成績は不安定な大リーガーよりも、将来的にもキューバとの太く、強いパイプは維持するべきだ。そのためには…。ぜひとも球団内に中南米の渉外スペシャリストを育成してほしい。秋は鍛錬の季節。ユニホーム組の本業は指導であって、チーム編成は球団の職務だからだ。他球団と互角以上の戦力を整備するには、資金力ではなく情報と人材。「外国人を育てる中日」の看板を掲げてほしい。

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