Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「柿の種」インド13億人の市場に挑戦 辛さで勝負、コロナで操業一時停止

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
47NEWS

 亀田製菓(新潟市)は、13億の人口を抱えるインドで1月、ロングセラー「柿の種」の本格発売に乗り出した。「カレーが主食のインド人の胃袋に、柿の種の辛い味が受け入れられるに違いない」との判断からだった。販路を全国各地へと広げ始めた矢先、新型コロナウイルスの感染拡大により全土でのロックダウン(都市封鎖)が開始。交通規制により製品を売り場まで運ぶことができず、現地の工場も一時は稼働を停止した。感染者数が急増するインドで格闘する日本企業の挑戦を追った。(NNAインド版編集部=天野友紀子)  ▽歯応えある食感が好み  インド版の柿の種「KARI KARI(カリカリ)」は、カリッとした食感が印象的だ。柿の種が大きくて、日本のものより食べ応えがある。インド人向けに作った辛く濃い味は、一口食べると口の中全体にふわーっとスパイスの味が広がる。くせになる感じで、日本の柿の種同様、ビールのお供にぴったりだ。

 インド人向けに「ワサビ」「チリ・ガーリック」「ソルト&ペッパー」「スパイス・マニア」の4種類の味を開発した。60グラム入りを50ルピー(約70円)、135グラム入りを99ルピー(約140円)で販売している。日本での販売価格と同程度だが、現地では高級菓子に近い。  2017年に市場調査を始めた。デリー首都圏や経済都市のムンバイの大手チェーンスーパーなどで試験的に販売した。試食会を繰り返しながらどのような味が受け入れられるかを探った。「辛さが足りない」「おいしそうで、そそられる」などインド人からの評価はさまざま。わさび味に関しては「変わった色をしている。本物の日本らしさがある」といった声が寄せられた。  亀田の河野純・海外担当マネジャーは「やはり、辛く濃い味が好まれるようだ」と予想をはるか上回るインド人の味覚に驚きつつ、手応えも感じた。歯ごたえがある食感を好むこともわかったため、食べたときに「カリッ」と大きな音が出るよう、柿の種のサイズは日本より大きく、生地を厚く硬めにした。柿の種とピーナツの比率は7対3や6対4と食べ比べをしてもらい、「一番しっくりくる」という反応を得た「65対35」に決まった。

【関連記事】

最終更新:
47NEWS