【節約とダイエット】失敗の共通点と対策 大切なのは「楽しむ」「ポジティブ」「日常化」
節約生活に疲れを感じることがあります。 ・ 自分は我慢をしているのに家族は好きなことをしている ・ ムダづかいをしてしまった自分に腹立たしい ・ いつまでたっても貯金が増えない 実はこの感情、ダイエットがうまくいかない人とよく似ているのです。 管理栄養士の筆者だから気づいた貯金ができない人とダイエットがうまくいかない人との共通点と解決策を解説します。
楽しむという視点
貯金のない生活 → 貯金のある生活 これは変化です。 たとえ、それがよいものであっても人は変化を嫌い、抵抗を感じます。 さらにその変化に我慢や頑張りが伴うものならば続けるのは難しいことでしょう。 たとえば早寝、早起き、腹八分目が体に良いのは分かっていても実際に続けるのは難しいことですよね。 そこで必要なのが「どうやったら楽しめるのか」という視点です。 楽しいもの、ワクワクするものは誰に言われなくてもやりたくなるものです。 ■楽しみ1:買ったつもり貯金をして節約効果を目に見える形にする 欲しいと思ったものがあった際に、衝動買いは危険なので気持ちを抑えて家に帰ります。 そこで貯金箱を前において、買いたかった商品の金額を財布から出します。 「買った」としたらなくなるお金です。 それでもその商品が欲しいのかを冷静に考えます。 この方法を続けると、少しずつ貯金箱にお金がたまってくると思います。 ■楽しみ2:緩急を使い分ける 筆者は平日の3食を自炊しておやつは食べませんし、嗜好(しこう)飲料も飲みません。 その代わりに週末の晩酌には欲しいものをそろえるようにしています。 その時には大好きなものを遠慮せずにそろえるので、ビールなら第3のビールではなくクラフトビールです。 こうやって楽しむ機会を意識的に作っています。
できることしかしない
旬の食材の献立にすれば食費の節約につながりますし、ホームクリーニングをすればクリーンニング代の節約になります。 しかし、すべてをやる必要はないのではないでしょうか。 自分が得意なこと、できること、やってみたいと思えることだけでも十分に節約の効果は感じられると思います。 やってはみたけど自分には合わない、好きではないと感じたら止める勇気を持つことも必要です。 ■無理なものは無理でよい 〇〇ダイエットのような単品ダイエットでも一時的には体重が減るかもしれませんが、一生続けるのは難しいものです。 筆者は、節約の定石といわれる家計簿をつけていません。 以前、家計簿を用意したり、エクセルで表を作ったりはしてみたものの楽しくないので、つい後回しになり、レシートや請求書がたまり、それがストレスになって家計簿を手放しました。 家計管理は、自分に合うやり方で大まかに把握できていればよいと思います。