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栗野宏文──「柔らかい鎧」を楽しく着て生きる【GQ JAPAN連載特集:希望へ、伝言】

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GQ JAPAN

ユナイテッドアローズの栗野宏文さんは、出版予定の著作の仕上げを、集中的に進めている日々のようです。 【そのほかのメッセージを読む】錦戸亮や美輪明宏、香取慎吾らが緊急参加!

──あなたの現在の日常について教えて下さい。コロナ問題以前と変わったこと、新しい習慣、仕事や家族との向き合い方、その他この期間に考えたことなど、どんなことでも構いません。

僕の場合、基本的に週に4日位ユナイテッドアローズ本社に出社、もしくは展示会、商談、等に出向いていましたが現在は止む無く可能な限り自宅で仕事をしています。出歩く先(主に東京23区内ですが)の人口密度を一人分だけでも下げる為です。たまたま今年、初めて自分の本が出版されることとなり、担当の編集の方、ライターの方とのやり取りが多いのでこの時間/機会に粛々と進めています。自分が過去約20年間に書いた原稿を元にし、それと直近のインタヴューから文章化していく作業です。ライター、編集者とのコミュニケーションを可能な限り濃く、精密に行うべく時間を取っていますが結果として自分の考えや生き方、体験などを振り返る好機となっています。偶然とはいえ、同様なメンタルにいらっしゃる方は多いかも知れないですね。 同時にまなびを増やしています。ポリティシャン達からは信じられないくらいの稚拙な思い付きと保身と打算しか感じられないので、彼等の発表を見るのは精神的にウェルカムではないですが、それ以外の真摯なジャーナリスト達の姿勢や、意味ある企画のテレビ番組、正確な情報等を幅広く収集して‘危機管理’に充てようとしています。ちなみに4月11日(土曜日)23:00のETV特集‘緊急対談『パンデミックと世界』’は見応えがありました。米国の政治学者イアン=ブレマー、イスラエルの歴史学者哲学者ユヴァル・ノア・ハラリ、フランスの経済学者、思想家、作家、政治顧問ジャック・アタリが出演しそれぞれ政治、哲学、経済…等の観点から‘我々は如何にパンデミックと向き合っていくべきか?’を語っていました。時間が短いのが残念でしたが、それでも多くの示唆に富んだ考え、提言を聞くことができた気がします。 ひとが危機に面したときに最も有効なのはカラダとアタマだと思います。最終的には自分しか頼りにならないというのは自分がしっかりしていれば大丈夫と同義語だと思うのですがその自分とは自己免疫性と考える力だということを痛切に感じています。マトモなものを食べ、自分の頭でしっかり考えること、ではないでしょうか。

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