11年ぶり! MotoGPヨーロッパラウンドの現地観戦でモータースポーツ総合エンターテイナー濱原颯道が感じた日本と欧州の違いとは
そんなこんなで、木曜日と金曜日の午前で僕のスペインでの仕事は終わり、その後はカタルニアサーキットに到着。金曜日のお客さんの数はそれなりでした。 土曜日と日曜日は、お客さんは入っていましたが、グランドスタンドは空席もあります。その代わり無料の観覧席と言っても単なる芝生ですが、そこは満席でした。 そして駐車場も無料の場所がありました。土曜日はそこに駐車したのですが、メインゲートまで5分ちょっと歩けば到着します。 そして入場券を買えば無料の芝生の席で見る事が可能と言う環境を見て僕は、大金を払ってまで観にくる訳ではなく、安く観にこれるからお客さんが多いんだなぁと思いました。 日本だとまずは利益が最優先ですが、今回のカタルニアはそんな事はなく、「お祭りがやっているから来いよ」みたいな感じで、観にきている人たちもそんな雰囲気でした。
MotoGPのスプリントレースの時も、芝生で寝ているだけの人もいましたからね。そして、ゲストパスもそうなんですけど、年間で数は限られていますが、家族とかは無料でパドックに入れます。 そりゃそうですよね。選手の家族なんですもん。日本だとスポンサーのチケットは確保するけど、家族の分は買ってくださいみたいな感じで、家族を招待する事はできない事がほとんど。 僕もよく、自分のスポンサーさんには「お金出して買ってもらえる嬉しいです」と、お願いしています。 その選手の今を作ったのは家族な訳であって、家族は招待でもいいですが、スポンサーさんはお金があるので、買ってくださいという価値観です。 無料で配るものは配って、お金を取るところからは取る。そんな、ヨーロッパのチケットの形態は、とても素晴らしいと思いました。
嬉しくも複雑な友人たちの快挙
レースの内容は、他の記事で読んで欲しいのですが、僕が書くのは身近な人間の話だけ。仲のいいmoto3クラスに参戦する古里太陽選手も悔しい結果で終えましたし、藍も悔しい結果でレースを終えました。 そういう意味では今回のカタルニアGPは、僕にとっても悔しいレースと言う感想です。 今年、藍はmoto2クラスでチャンピオンを獲り、最終戦を怪我なく終えたから良いと思っている人も多いと思いますが、それとは別で最終戦の結果は悔しいと思います。