Yahoo!ニュース

IDでもっと便利に新規取得

ログイン

今季初出場の浦和DF槙野、“ベテラン力”の勝利を強調 連敗中に感じた問題点とは?

配信

  • この記事についてツイート
  • この記事についてシェア
Football ZONE web

神戸戦にフル出場した槙野が充実感 「ベテランの強みを出せたと思う」

 浦和レッズのDF槙野智章は、26日のJ1第7節横浜FC戦で今季初出場すると、2-0の勝利にフル出場で貢献。チームの連敗を2で止めた試合後に「ベテランの強みを出せたと思う」と充実感を見せた。 【動画】横浜FCに2-0勝利! 浦和FWレオナルドとMFエヴェルトンのゴール  浦和は大槻毅監督が今季から4バックを導入。沖縄県でのトレーニングキャンプの時から、槙野に加えてDF岩波拓也、DFマウリシオ、DF鈴木大輔の4人の実力者で2枠を争っていたところに、オーストラリア五輪代表で主将のDFトーマス・デンも獲得。チーム内でも激戦区と言えるポジションになった。  そうしたなかで槙野は2月の公式戦ではリーグ開幕の湘南ベルマーレ戦で、リードした試合終盤にサイドバックで途中出場。新型コロナウイルスの影響でリーグが榴弾したところからの再開後は、出場機会がなく5試合が過ぎていた。  一方で浦和は再開直後の3試合こそデンと岩波のコンビで2勝1分だったが、ここ2試合はマウリシオと岩波のコンビで6失点の連敗。ここで槙野と鈴木のコンビにチャンスが訪れた。最終ラインに鎮座した2人は最終的なゴール前での強さを発揮してチームに勝利をもたらした。 「状況が、これまでのプロ生活の中でも初めてのことでした。自分にとっても考え直す良い時間、悔しい時間だったけれども、チームを外から見ることでやるべきことを整理した。今日の試合に懸ける思いは鈴木選手、柏木選手と整理した。ベテランの強みを出せたと思う」  この試合ではサンフレッチェ広島ユース時代からの盟友でもあるMF柏木陽介も中断明けの初出場。柏木もまた先制点に絡むプレーを見せてチームの勝利に貢献した。世代交代を一つのテーマに掲げながら3年計画の1年目を戦っている浦和だが、踏ん張りどころでこうした年代の選手たちがチームに力を与えた。

「元気がない、声が少ない、コミュニケーションが少ない」と指摘

 槙野らしさは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐたえに入場人員が絞られたなかで際立った。槙野のコーチングや味方を鼓舞する声はダイレクトにスタジアムで響き渡った。自身もまた連敗中のチームを見たうえで「連敗している中で外から見ていて元気がない、声が少ない、コミュニケーションが少ないと感じた。GKの西川選手、鈴木選手と声をかけ、我慢して、盛り上げると徹底した。それを貫いて、難しい時間を耐えたことがゴールにつながったと思う。僕が入ったことで代えられることがあるのではないかと。その雰囲気作りを心がけた」と、チームの空気を入れ替えた。  自身のSNSでは「怪我をしているわけではない」と投稿したことで、起用法への不満と捉える声もあったが「誤解されたくないのは、試合に出たいアピールではなくて、ファンの方から怪我をしたのかというメッセージが毎日たくさん来ていたので、そうではないよということを表明したかった」と、その真意を話した。そして「やるべきことはピッチで表現できたと思う」と勝利を喜んだ。  過密日程となる今季を考えれば、激戦区のポジションは選手層の厚さと捉えやすい。ピッチに立つチャンスをつかんだムードメーカーは、再びレギュラー争いに明確な名乗りを上げたと言えるはずだ。

轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada

【関連記事】