40歳から始めたメンズフィジーク競技で優勝 自慢の腹筋はアブローラーで作った
6月11日(土)に愛媛・新居浜市市民文化センターで開催された、「マッスルゲート四国」のメンズフィジークマスターズ172cm以下級で優勝した西原章泰選手。トレーニング歴は、20年を超えているが、大きく身体が変わるきっかけとなったのは4年前、40歳のときに初めて出場したメンズフィジーク競技だった。 【写真】西原章泰選手のバキバキに割れた腹筋
――優勝おめでとうございます。トレーニング歴はどのくらいになりますか? 「今年で26年になります。トレーニングは18歳から始めました。当時、会社にジムがあったので軽い気持ちで始めました」 ――現在のトレーニングについて教えてください。 「オフを取ることはほとんどなく、弱点部位の胸は週2、肩は週3で、他は脚、腕は週1です。さらに朝と夕方のダブルスプリットでトレーニングをすることが多いので、腕と脚も中5日で回すことが多いです。トレーニングでは、とにかく効かせるを意識しています。できるだけ高重量で。なのでレストポーズ、ドロップセットを多用します」 ――自慢の部位はどこですか? 「腹筋には自信があります。1日アブローラー100回をノルマにしています」 ――仕事とトレーニングの両立についてはいかがでしょうか? 「製薬会社に勤めているのですが、仕事が残業になりそうなときは早起きして朝トレの時間を長く取るようにして調整しています。トレーニングを始めてとにかく体力が付きましたので、仕事も遊びも全力でこなせるようになりました」 ――増量期と減量期でのこだわりについて教えてください。 「バルクアップはクリーンな食事で量を増やしています。体重増加は5kg程度までです。クリーンな食事だとこれくらいしか増えません。増やし過ぎない理由は、あまり増やしても筋肉が増える気がしないからですね。減量期はローファットでカーボを上手に利用するようにしています。栄養摂取をするタイミングをきっちりとし、とにかく絞り上げることを意識しています」 ――最後に、これから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。 「大会に出場するに遅いも早いもありません。減量を経験することで体質も変わります。私は40歳を過ぎてからフィジーク競技を始めましたが、減量を経験することで筋肉が成長してきました。フィジークは素晴らしい競技です」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩