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<北海道>新幹線トンネル残土受け入れ 手稲山口で不安の声

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HTB北海道テレビ放送

 北海道新幹線のトンネル工事の残土の受け入れ先について、札幌市は新たな受け入れ先候補として手稲区の山口地区を選びました。住民には懸念が広がっています。  27日、札幌市手稲区の山口地区で開かれた住民説明会で札幌市と鉄道・運輸機構は、重金属を含むトンネル残土の市内3カ所目の受け入れ先候補として、山口地区のおよそ21万平方メートルのごみ処理場予定地を選んだと発表しました。住民に対してシートで土を覆うなどの安全対策を説明しました。  新幹線のトンネルから出る土には、体内に取り込みすぎると人体に有害なヒ素などの重金属が含まれています。札幌市はこれまで手稲区の金山地区と厚別区の山本地区の2カ所を受け入れ先候補としていますが、安全性に不安を持つ住民の理解が得られず、事前の環境調査にすら入れていません。一方で、山口地区について札幌市新幹線推進室の林久哲担当課長は、「住民の理解が調査着手の前提条件ではないのか?」という質問に対して「当地区ではゴミの埋立地としてもともと確保している土地。理解をひろめるために調査を行う必要がある」と話し、これまでの2カ所とは異なって、説明会で住民の理解が得られなかったとしても、早ければ来月から事前調査に着手する考えを示しました。  石狩湾に近い山口地区の候補地は、小樽市との境界に接し、600メートルほど離れた場所には「おたるドリームビーチ」もあるほか、周辺には農家が点在しています。ドリームビーチ協同組合深井静枝理事長は「不安ではあります。本当に大丈夫なのか知りたい」と話します。農家の木村茂夫さんは「降ってわいたような話。なんのこっちゃと」と話します。山口地区で4代にわたって農家を営んできました。水はけが良いこの土地でキュウリなどを無農薬で栽培する木村さんは、作物への影響や風評被害への懸念を口にします。「たぶんものが売れなくなる。それが一番心配。私たちにしてみたら札幌市民195万人の台所を少しでも助けようという気持ちをもって一生懸命農業やっている。そこのところを札幌市は理解してほしい」

HTB北海道テレビ

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