「青学大史上最強世代」が集合! 「第1回 河原井正雄会 野球教室」が群馬県桐生で開催
多くの人材を球界に輩出した名将
「第1回 河原井正雄会 野球教室 supported by 三高電気株式会社」が12月8日、小倉クラッチ・スタジアム(桐生球場)で行われた。地元の群馬県桐生市出身の河原井氏は桐生高、青学大、本田技研で活躍し、1987年から母校・青学大を指揮。東都大学リーグ戦優勝12度、全日本大学選手権優勝4度へと導いた名指導者だ。在任中は32人のプロ野球関係者のほか、メジャー・リーガー、社会人球界にも多くの人材を輩出した名将である。 【選手データ】井口資仁 プロフィール・通算成績 野球部の卒業生が立ち上がった。1996年、主将・井口資仁氏(ロッテ前監督)が率いた青学大は全日本大学選手権で3年ぶり2度目の優勝を遂げ、全日本アマチュア王座決定戦では社会人野球日本選手権を制した住友金属を制した。ドラフトでは遊撃手・井口がダイエー1位(逆指名)、右腕・澤崎俊和氏が広島1位(逆指名)、右腕・倉野信次氏がダイエー4位、捕手・清水将海氏がロッテ1位(逆指名)でプロ入りし、「青学大史上最強世代」と言われていた。清水氏は東農大二高出身であり、今回は故郷・群馬で力を発揮する場となった。井口氏は野球教室開催の経緯を語る。 「昨年12月、同期で集まったときに『こういうことをやりたいね』という話になり、(河原井監督と同郷・高崎工高出身の)四十万(善之、元日本通運)が中心にまとめてくれ、(共催の)桐生市がプロジェクト(後援=球都桐生プロジェクト推進協議会)の中でやってくれたのが大きかった。全員で集まれたのは何十年ぶり。こういう機会に感謝しています」 今回の実行委員会として尽力した四十万氏は地元・高崎市で仕事の傍ら「四十万道場」を運営し、野球の振興・普及に関わっている。現役時代は巨漢の右打者。アマチュア王座決定戦では「四番・一塁」で勝利に貢献した。 「私は大学4年間、誰よりも怒られ続けてきました(苦笑)。50歳を過ぎて、その中で、今の私があると思っています。教え子として何か恩返しができないないかと、企画しました。約1年前から日程を設定し、同期9人全員がこうして集まることができました。前日には監督ら関係者と懇親会を開いたんですが、学生時代を通じて初めて褒められました。喜んでいただき、それが、うれしかったです」