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トランプ大統領発言は役に立たず-アトランタとDCの市長ら

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Bloomberg

(ブルームバーグ): 米ミネソタ州での警察の拘束下で黒人男性が死亡した事件の影響に関するトランプ大統領の最近の発言は役に立つよりも悪影響が大きい。週末に激しい抗議活動で揺れた2つの都市の市長とニューヨーク州知事がこうした見解を示した。

トランプ大統領は5月30日に、「リベラルな」州知事や市長は抗議デモに対してより厳しい措置を講じなければならないと述べ、さもなければ「軍の無限の力を行使することも含めて」政府が介入すると表明した。

アトランタ市のボトムズ市長はCBSの番組「フェイス・ザ・ネイション」で「トランプ大統領は状況を悪化させている。これは軍事力の行使という話ではない。われわれが今置かれている米国の話だ」と述べ、「彼は話すのをやめるべき時もある」と語った。

ニューヨーク州のクオモ知事は5月31日、トランプ政権が「分断の政治」を煽(あお)っていたが、暴力的な抗議活動がその扉を開くと指摘。「暴力的になると、責任を負わせるスケープゴートを作り出す。そうした心理が、米大統領に警官による殺害よりも略奪についてのツイートを許し、連邦政府に事態を政治利用させ、左翼や極左を責める論理を考え出させる」と定例記者会見で語った。

ホワイトハウス周辺での抗議活動を巡り、沈静化に首都ワシントンDCの警察当局の支援を認めなかった点をトランプ大統領から30日にツイートで批判されたバウザー市長は、「大統領は国を鎮めるよう努める責任がある」と指摘。「米国の過去の人種差別主義を思い出させるような分断を煽るツイートを送らないことから始めるべきだ」とNBCの番組「ミート・ザ・プレス」でコメントした。

アトランタやワシントンDCなどの都市では州兵約5000人が動員され、さらに2000人が待機している。

原題:Trump’s Comments Aren’t Helping, Say Mayors of Atlanta, D.C. (2)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Ros Krasny

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