若手演奏家、腕磨く とやま室内楽フェス、31日から魚津・富山で演奏会
「とやま室内楽フェスティバル2024」が29日、魚津市の新川学びの森天神山交流館で始まった。県内外の若手演奏家約30人が1週間のセミナーで技術を磨き、同市と富山市の6カ所でコンサートを開く。11月4日まで。 同フェスは若手演奏家の育成や県内の音楽振興を目指して2006年に始まり、12年からサントリーホール室内楽アカデミー(東京)と連携して開く。 同ホール館長でチェリストの堤剛さんら7人が講師を担当。弦楽器やピアノで室内楽の編成を組み、同アカデミーから7団体、県ゆかりの若手演奏家1組、同フェス修了生1組の計9組が参加する。 初日は受講生がグループに分かれて練習した。「クァルテット・イーリス」は堤さんの前でハイドンの作品76-1を演奏し、フレーズを意識して演奏するようアドバイスを受けた。 31日~11月3日まで富山市のオーバード・ホール中ホールや富山市民プラザアンサンブルホールなどでコンサートを行う。最終日の4日は新川文化ホールで、成果を披露するジャンプスタートコンサートに臨む。同フェス実行委員会主催。県、北日本放送、北日本新聞社共催。