中日・石川昂弥「とにかく弱気にならないように」巨人の守護神・大勢から2試合連続の適時打「今は一日一日必死です」
◇27日 巨人3―1中日(東京ドーム) 巨人の勝負手を4番のバットが打ち返した。2点を追い掛ける8回。4番手・バルドナードから村松の四球と福永の中前打で2死一、三塁の好機をつくり、打順は4番・石川昂。ここで巨人のマウンドに送り出されたのは抑えの大勢だった。 「いい投手ですし、どんどん直球を投げ込んでくる。とにかく弱気にならないように、強い気持ちで打席に入りました」 リーグ首位に立ち、優勝マジックを点灯させている巨人が繰り出した一手。大きな盛り上がりをみせる敵地の中で、中日の4番として気持ちで負けないように相手の守護神と相対した。 カウント1―1からの3球目。「もちろん頭にありました」。157キロ直球をはじき返すと、打球は中前へ。23日の広島戦(バンテリン)での決勝打に続く2試合連続適時打で一矢報いた。 15日の巨人戦(東京ドーム)から「4番・一塁」が定位置になっている。「今は来年のこととか考えずに一日一日必死です。またああいう場面で打てるように頑張ります」。いい形でシーズンを締めくくり、来季につなげる。
中日スポーツ