電子部品大手ニチコン「創業者」の妻、少子化対策で117万円寄付 京都
電子部品大手ニチコン(京都市中京区)の実質的な創業者故平井嘉一郎さんの生誕117年に合わせ、妻信子さんが14日、京都新聞社会福祉事業団に少子化対策として117万円を、故郷の京丹後市に子ども向け図書購入費30万円を寄付した。 【写真】昨年は116万円を寄付 平井さんは現在の京都府京丹後市大宮町出身。ニチコンの社長、会長を務め、2001年に93歳で亡くなった。 同事業団への寄付は07年に始め、累計額は1953万円。子育て支援団体への活動助成金に活用されてきた。09年からは京丹後市への寄付も始め、購入した絵本などは昨年度までに3709冊に達した。本年度も約180冊を購入するという。 贈呈式は、信子さんの寄付を元に立命館大衣笠キャンパス(北区)に建てられた平井嘉一郎記念図書館で行われた。京丹後市の小中高生ら34人も招待され、立命館大を見学した。