使い捨てなくすバザー 12月1日、尾鷲の三木里地区で黒羽さんイベント 三重
【尾鷲】三重県尾鷲市の三木里地区地域おこし協力隊の黒羽真弥さんが来月1日、同市三木里町の旧三木里小学校で、ごみ問題など地球環境を考えるイベント「三木里巡リサイクル」を開く。バザーやワークショップ、音楽ライブなどを楽しめる。 使い捨てをなくし、持続可能な地域づくりに貢献しようと、協力隊に着任した令和4年度に始めた企画。目玉のバザーは黒羽さんらが回収ボックスを設置したり、トラックで不要品を回収したりして、食器類や古本、服などを集めて並べた。 三木里の山で採れた植物や流木を使ったクリスマスリースや正月飾りを作る体験も実施。講堂ではピアノ演奏や笛の実演販売、尾鷲節などを披露するステージに加え、地元周辺の飲食店や物販11店、海洋深層水の無料給水所なども設ける。 イベントはバザーの収益で同小の修復に役立てている。令和四年は遊具のさび取りとペンキ代に充てた。昨年はグランドピアノの調律代として活用。今年は校舎の裏庭にビオトープを造り、鶏小屋をケータリングスペースに改修するという。 黒羽さんは「地域の人が卒業した思い入れの強い場所。学校の機能を少しでも復活させたい」と意気込む。協力隊の任期最終年として迎えるイベントを前に「多くの人に来ていただき、魅力ある学校づくりに貢献してほしい」と呼びかけた。 開催は午前10時―午後3時。雨天決行。駐車は三木里海岸駐車場へ。