【全米プロ】松山英樹ぎりぎり予選突破、本番でショットの切れなくなり「修正しようがない」と意気消沈
◇20日 男子ゴルフメジャー 全米プロ第2日(米オクラホマ州、サザンヒルズCC) メジャー2勝目がかかる松山英樹(30)=レクサス=は2バーディー、4ボギーで連日の72。通算4オーバーで、星野陸也(26)=興和=と並び、64位でぎりぎり決勝に進んだ。ほかの日本勢4人は予選落ちした。首位は通算9アンダーに伸ばしたウィル・ザラトリス(米国)。タイガー・ウッズ(同)は53位で決勝行きを決めたが、4月のマスターズ王者で世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(同)は予選落ちした。 前日は「いいショットもいいパットも、1回もなかった」と語っていた松山。第2Rも「ともに1回ずつしかなかった」と、歯切れのいい言葉は聞かれなかった。瀬戸際まで追い込まれての予選通過。「この結果になっても仕方ないという感じですね」と、意気消沈した。 1番でいきなり第1打を曲げてボギーでスタート。3番でベタピンにつけ、5番もバーディーにしたが、その後はスコアを伸ばせず。6番パー3で寄せが決まらずボギーにし、その後も終始下を向いて歩いた。 朝の練習場では、調子が戻っている兆しはあったという。だが、本番になるとショットに切れがなくなり、「連続してミスを続けている。修正しようがない」とぼやいた。「(最終日に10打伸ばした)先週から比べたら、こんなに落ちるんだという感じ。残り2日間でどこまで上げられるか。それに向けて、しっかり準備したい」と、声を絞り出した。(写真はAP)
中日スポーツ