地域福祉向上に貢献、84人を表彰 第68回市社会福祉大会【宇部】
第68回宇部市社会福祉大会が4日、記念会館で開かれた。各地区の社会福祉協議会や老人クラブ連合会のメンバーなど合わせて500人が出席し、長年にわたって地域の社会福祉に貢献してきた84人を表彰した。市社会福祉協議会(有田信二郎会長)主催。 誰もが住み慣れた地域で安心して生活できる共生社会の仕組みづくりを進めるため、関係者が連携して協働の取り組みを広げようと毎年開催している。 式典では有田会長が「時代の変化とともに福祉のニーズは変化しており、旧来とは異なる新たな課題も出てくると思う。今後も市社協を市民の身近な存在として感じてもらい、皆さんの声を聞き、課題解決を一緒に考え、知恵を出し合うことでよりよい地域社会につなげていきたい」とあいさつ。各功労の代表者4人に表彰状を手渡した。 受賞者を代表し、南風荘の仁保貴之さんが「身に余る光栄。本日の感激を忘れず、誰もが自分らしく暮らすことができるよう、地域に根差したまちづくりにより一層努めていく」と謝辞。来賓の篠﨑圭二市長らが祝辞を述べた。 式後には、地域共生社会を考える市民フォーラムがあり、宇部フロンティア大短大部の伊藤一統(かずのり)教授が「支え合い・助け合いで広がる笑顔」と題して講演した。