モー娘。’21エース『まーちゃん』涙のラストステ―ジ…佐藤優樹、ミキティー&道重さゆみら先輩の前で最後まで天然
アイドルグループ「モーニング娘。'21」の佐藤優樹(まさき、22)が13日、東京・日本武道館で開催された約2年ぶり単独公演をもってグループおよびハロー!プロジェクトを卒業した。持病の過敏性腸症候群が悪化し、半年ほどライブやイベントに参加できない状況が続いていたため、症状の改善を第一に考えてグループでの活動に区切りをつけた。最後のステージも天然キャラさく裂、そして“まーちゃんワールド”全開だった。 ◇ ◇ 「まーちゃん」が愛称の佐藤は、グループでもトップクラスの人気を誇るエース。その最後の勇姿を見届けるため、藤本美貴や道重さゆみ、田中れいな、鞘師里保、飯窪春菜らグループの卒業生をはじめ、佐藤の大ファンである女優の松岡茉優も駆けつけた。コロナ感染対策のため、観客を6000人に制限する一方、全都道府県と台湾、香港の映画館137スクリーンでは、ハロプロ公演史上最多となる3万3000人以上がシアタービューイングで見届けた。 「泡沫サタデーナイト!」を披露した際は、アドリブで「遅刻したり、握手会を休んだり、ブログを書かなくてすみませんでしたー!」と謝罪のシャウトで笑わせ、本編のクライマックスでメンバー一人ひとりがあいさつする場面では、本来ならば小田さくらの順番であるべきところをまさかのフライング。変わらないド天然ぶりを発揮した。 「今日はみなさんのステキな笑顔が見られてとっても楽しかったんですけど、振りをたくさん間違えてしまったので次のコンサートに生かせるように頑張っていきたいので、またコンサートに遊びに来てくれますか? 今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました!」 卒業後もソロとして音楽活動を続けていきたいという意思は示しているものの、早くもコンサート開催を宣言してファンを驚かせた。 アンコールの最後にファンクラブで事前募集した「まーちゃん」コールが流れる中、佐藤は黒ベースのドレスに自身のイメージカラーであるエメラルドグリーンのラインストーンをちりばめた衣装で登場。総合プロデューサーのつんく♂が作詞作曲し、自身の現在の心境にぴったりな楽曲「笑顔の君は太陽さ」を単独で披露した。 支えてくれたスタッフやファンへの感謝を伝えた後、「そしてつんく♂さん! 私にたくさんステキな楽曲と、そして会わせてくれてありがとうございました」と叫んだところで涙をこらえきれずに口元を押さえた。ほかのメンバーも登場し、最後は輪になって同曲を熱唱。笑顔でステージを後にした。 と思いきや、再び登場し「もうやーだぁ、私、シンデレラになるんだから! 皆さんもお帰りください。ありがとう、お世話になりました、バーイ!」と、まーちゃん節で締めくくった。
中日スポーツ