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先生が贈る「引退試合」 七尾、中能登、羽咋郡市の中学3年生に

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北國新聞社

 七尾と中能登、羽咋郡市の2市3町で今月、中学校運動部3年生のための「引退試合」が12競技で実施されることになった。新型コロナウイルスの影響で公式戦が軒並み中止となったことを受け、顧問らが中体連に頼らず独自で企画し、準備に奔走してきた。「逆境に負けるな」と人生へのエールを込めた手作りの舞台。最後の教えを胸に刻み、生徒が有終の汗を流す。

 コロナ禍で全国中学校体育大会や県中学校体育大会が中止となった。「何とか試合をさせたい」。落ち込む生徒を見て、各競技の運動部顧問から代替大会の開催を願う声が上がった。各顧問は連絡をしながら日程調整を進めて「引退試合」の開催にこぎつけた。

 七尾市では市内4中学校と中能登町中能登中が連携し、4~19日に野球やソフトボール、サッカーなど9競技の交流試合を開く。羽咋中の男子バレーボール部、宝達中のバドミントン部も参加する。羽咋市や志賀町、宝達志水町では18日、野球やバスケットボール、卓球などの交流試合が予定されている。

 各中学校や七尾総合市民体育館、城山陸上競技場が会場となっており、七尾市教委が利用料免除で開催を後押しすることも決まった。各中学校には、コロナ対策として消毒徹底や無観客での開催を求めている。

 中能登中の野球部は3年生8人を含む23人が出場し、計5校によるトーナメント戦に臨む。多田尚悟顧問によると、7月まで部活を続けるか迷っていた部員もいたが、最終的に全部員が交流試合まで続けることを決定。3日のチーム練習に参加した大野獅凰主将は「練習の成果を出し切って優勝で締めくくりたい」と意気込んだ。

北國新聞社