整理収納アドバイザーの自宅大公開! 意外と盲点!? 片付けのプロが「キッチン収納」で気をつけていること
整理収納の観点から考える子どもが料理しやすいキッチン
<使うものだけ出す> 子どもが楽しくお手伝いできるキッチンにするには、まずスッキリとした環境を整えることが大切です。ごちゃごちゃしていると、子どもには危険な場面も多くなりますし、動きやすさも半減してしまいます。同じ用途のキッチン道具は1つに厳選したり、何年も使っていないお皿や器具は思い切って手放しましょう。 <子どもの動きに合った収納> 子どもがスムーズに料理ができるようにするためには「動作・動線」を意識して、料理中に使う道具や材料を手に取りやすい場所に収納するのがポイント。例えば、必要な道具が引き出しの奥にしまわれていたり、高い場所にあると、探すのに時間がかかってしまいます。そんな時は、子どもの手が届きやすい位置に道具を置きましょう。キッチンが高い場合は踏み台を準備してあげると安心。 わが家はキッチンツールをスタンドにまとめて、すぐに取り出せるように工夫しています。同じ時に使うものは「ひとまとめ」にしておくと、あっちこっち探さずに済み、スムーズに料理を進めることができます。 <危険な道具は手の届かない場所へ> スライサーなど、子どもにとって危険な調理器具は手の届かない場所に収納するようにしています。また、排水口洗浄剤の入れ物には、「キケン!」ラベリングして子どもが触らない様に注意を促す方法を取り入れています。こうすることで、子どもが危険を避けながら、安心してお手伝いができるように。 <包丁は子ども専用を準備> 包丁を扱うときは見ていてハラハラしますよね。わが家は子どもの手に合った専用の包丁を準備しました。握りやすく軽いため子どもが扱いやすく、大人用の包丁を使うより安全に料理ができます。鶏肉などの大きく切りづらい食材は、子ども専用のキッチンバサミを使って切っています。まな板は滑りにくいものを使うとさらに安心です。 <ラベリングはひらがなで大きく> キッチンの整理整頓には、ラベリングが非常に有効。子どもでも分かりやすいように、ラベルをひらがなで大きく表示しています。これにより、子どもがどこに何があるかを一目で把握でき、自分でさっと必要なものが取り出せるようになりました。場所を把握していることで「お母さん⚪︎⚪︎はどこ?」と聞かれることも少なくなり、結果、親の負担も減ります。私のおすすめのラベルは幅・24のテープ。文字がはっきり見やすいです。