【菊花賞予想】コントレイルは今後に向けても負けられない一戦 待ったをかけられるのはバビットだけ
貫禄を見せたダービー上位勢
【神戸新聞杯】 変則日程により中京芝2200mでの開催。野芝のみの開催に加え、2種の馬場更新作業の影響で開催が進むにつれて馬場が固まり、神戸新聞杯時には速めの馬場状態に。レースは前後半1000m59.9-60.3の後傾0.4秒、かつ差しの決まる馬場でもあり、先行勢には少々厳しい展開だったことからも「後有利」と言える。 1着馬コントレイルは直線もノーステッキで、残り100mは流してのゴールイン。素敵な夏休みを送れたようだ。 2着馬ヴェルトライゼンデはペースの助けがあったが、自身は仕掛け遅れての上がり3F12.0-11.7-11.7程度。3着以下には力差を見せつけた。 3着馬ロバートソンキーはインで脚をタメて、直線はコントレイルを追う最高の形。上がり3F11.9-11.8-12.0程度の個別ラップからも上位2頭には劣る内容であった。 4着馬ディープボンドは先行策から渋太い脚。悪くない内容であった。
ドリームレースへの前哨戦
◎コントレイルはこの後のドリームレースに向けて負けられない一戦。距離や馬場を言い訳にはしていられない。それに待ったをかけられるのは○バビットぐらいか。同世代上位馬▲ヴェルトライゼンデ、長距離適性の高い△ヴァルコスが相手候補。 ◎コントレイル ○バビット ▲ヴェルトライゼンデ △ヴァルコス ライタープロフィール 坂上明大 元競馬専門紙トラックマン。『YouTubeチャンネル 競馬オタク(チャンネル登録者40000人強)』主宰。著書『血統のトリセツ』。血統や馬体、操法、ラップなどからサラブレッドの本質を追求する。
坂上明大