「目が離せない」「芸術的」高校生が考えた冬限定のホットラテが人気 湯気で溶ける綿菓子…スマホで動画を撮る観光客も
諏訪実業高校の生徒が冬の諏訪湖をイメージして考え、諏訪市内のホテルで提供されているホットラテが人気を集めている。ほうじ茶味と抹茶味があり、雪をイメージした綿菓子をカップの縁に載せる趣向。綿菓子がラテから出る湯気で溶けて落ちる様子が、注文した客から「目が離せない」と評判だ。 【アップ写真】雪のような綿菓子が載ったホットラテ
今月から諏訪湖畔にあるRAKO華乃井ホテルの中華レストラン「華林」で、冬季限定メニューとして税込み550円で提供。綿菓子をカップの縁に載せると、湯気で溶け始め、少し時間を置いて一気に落ちる。スマートフォンで動画を撮影するのも楽しみの一つとなっているようだ。
今月上旬、ランチタイムに訪れた茅野市の6人の女性グループはラテを注文。「よそ見できないよ」「見逃しちゃった」などと会話が盛り上がっていた。カップ内側に「雪の壁」が残るといった偶然の変化にも面白みがある。
女性グループの一人、茅野市の井原勝子さん(81)はホットラテの綿菓子が溶ける様子に「芸術的で不思議な体験をしているよう。若い人の発想はすばらしい。甘みがちょうど良くておいしいから、お代わりしようかな」と笑顔で話していた。
ホットラテは企業などで社会経験を積む授業「文化ビジネス研究」の一環で、いずれも2年の小松ゆいさん、花岡日珠(ひなた)さん、林祐希奈さんの3人が考案。「綿菓子がラテに溶けてゆくまでが作品」としている。