タイガース、通算79勝のベテラン右腕カッブを獲得 スクーバル、前田健太らと先発ローテーション形成へ
◆ 通算79勝のベテラン右腕を補強 前田健太の所属するデトロイト・タイガースがFAのアレックス・カッブ投手(37)を1年契約で獲得したことを現地時間9日、『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者が報じた。 カッブは2006年のドラフトでレイズに入団し、2011年にMLBデビュー。翌2012年から3年連続でシーズン2桁勝利を達成するなど、14シーズン通算79勝を記録。昨季はジャイアンツに所属し、35歳にして初のオールスターゲーム出場を果たした。 昨季オフに左股関節と右肩の手術を受けた影響により、今季はジャイアンツの負傷者リストで開幕を迎え、メジャー登板のないまま7月のトレード期限でガーディアンズへ移籍。8月に今季初登板を果たすも、レギュラーシーズンはわずか3度の先発登板で2勝1敗、防御率2.76という成績。ポストシーズンでは2登板で2連敗を喫した。 今季のタイガースは地区3位でワイルドカードを獲得し、10年ぶりにポストシーズンへ進出。エース左腕のタリク・スクーバルが投手3冠、サイ・ヤング賞獲得と飛躍を見せ、後半戦は30球団トップのチーム防御率をマーク。一方、先発投手が消化したイニング数は30球団最少に終わり、今オフは先発ローテーションの整備が急務とされていた。
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