【大学バレー/全日本インカレ男子】関東勢が強さを発揮。不戦勝の近畿大が関東以外で唯一準々決勝へ。
第73回 秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会(ミキプルーンスーパーカレッジバレー2020 )は3日目を迎え、3回戦、全8試合が行われた。大阪産業大が早稲田大に、福山平成大が日本大に、愛知学院大が東海大に敗れてベスト16に終わったが、岐阜協立大学が棄権したため不戦勝となった近畿大が、関東以外の大学で唯一、12月3日(木)に行われる準々決勝へ駒を進めた。 この日、もっとも激戦となったのは福山平成大対日本大の一戦だ。福山平成大は三好佳介(4年/アウトサイド/高松工芸高卒)、日本大は高橋藍(日本体育大1年/アウトサイド/2020年度日本代表)の兄、高橋塁(3年/アウトサイド/東山高卒)がチームを牽引し、第1セットから両者譲らず、互角の戦いとなった。しかし、日本大が1、2セットを連取。第3セットも出だし良く、大きくリードした際はこのまま走ってゲームを決めるかに見えたが、中盤で福山平成大が意地を見せた。相手のブレイクを許さず、徐々に点差を詰めていき、逆転でこのセットを奪うと、勢いそのままに第4セットも連取した。第5セットに入っても両者が攻守に力を発揮し、熱戦が続いたが、日本大がブレイクを重ねる一方、福山平成大は思うようにブレイクできず。その差が埋まらないまま第5セットを奪った日本大が勝利した。結果的に、関東以外の大学では不戦勝の近畿大が、唯一準々決勝に駒を進める形となった。 12月3日(木)、最大の見どころは、筑波大対日本体育大の一戦だろう。筑波大は坂下純也(4年/アウトサイド/駿台学園高卒)、垂水優芽(2年/アウトサイド/洛南高卒)、西川馨太郎(2年/ミドル/清風高卒)ら、日本体育大は西村信(4年/アウトサイド/高川学園高卒)、市川健太(3年/リベロ/大村工高卒)、高橋藍(東山高卒)ら、どちらも高校時代から逸材ぶりを発揮するメンバー揃い。個々の力もさることながら、ベンチワークに長けた両チームだけに、どのような戦略で臨むのかも楽しみだ。 【3回戦 試合結果】 早稲田大学 3-0 大阪産業大学 近畿大学 不戦勝 岐阜協立大学 順天堂大学 3-0 亜細亜大学 明治大学 3-0 国士舘大学 筑波大学 3-0 大東文化大学 日本体育大学 3-0 国際武道大学 日本大学 3-2 福山平成大学 東海大学 3-0 愛知学院大学 【準々決勝 対戦カード】 早稲田大学 vs 近畿大学 11時試合開始 DAZNで視聴できます 日本大学 vs 東海大学 11時試合開始 ユニバスで視聴できます 順天堂大学 vs 明治大学 14時30分試合開始 DAZNで視聴できます 筑波大学 vs 日本体育大学 14時30分試合開始 ユニバスで視聴できます *UNIVAS LIVE | UNIVAS (ユニバス) https://www.univas.jp/live/univas_cup/
金子裕美