【新モデルの登場はいつ?】英国版2021年新車カレンダー 勢いを取り戻せ 10~12月
10月
text:AUTOCAR UK編集部 translator:Takuya Hayashi(林 汰久也) 【写真】10~12月に発売予定のモデル【写真で見る】 (25枚) 10月には9台が発売される。
BMW iX
2020年の最も話題を呼んだクルマの1つは、アウディeトロンとメルセデス・ベンツEQCに対するBMWの回答だった。物議を醸したスタイリングのiXは「テクノロジー・フラッグシップ」と謳われており、2013年からBMWの電動化を牽引してきたi3からの抜本的な脱却を意味している。 iXは5人乗り4輪駆動のSUVで、最大507psを発揮し、時速0-100km/hは5秒以内、航続距離は600kmを超えるとされている。サイズは現行のX5と同クラスだが、フラットなフロア、センターコンソールの廃止、タッチスクリーンベースのコントロールパネルを採用しているため、インテリアはX7並みに広々と感じられると言われている。公式に詳細が明らかにされている最上位モデル以外の仕様はまだ確認されていないが、各アクスルは123psから408psに対応しており、低出力のエントリーモデルからパワフルなパフォーマンスモデルまでさまざまなバリエーションが登場する可能性がある。
BMW X3
BMWの大ヒットSUVであるX3は、これまでスタイリングに関する論争を回避してきたが、計画されているフェイスリフトでは、最近のBMWに見られる大型グリルが採用されることになった。車載システムのアップデートについては議論の余地はないだろう。Mモデルも同時に見直される予定だ。
BMW X4
X4は今や、メルセデス・ベンツGLCやアウディQ5スポーツバックなど少なくない数のライバルを持つようになった。X3と同様に、フロントマスクとインテリアに改良が加えられる。X4 Mもフェイスリフトを受ける。
シトロエンeベルランゴ、プジョー・リフターEV、ヴォグゾール・コンボe
PSAでは、EVと内燃機関車を同一プラットフォームで展開する計画が実を結びつつあり、バンベースのMPVに注目が集まっている。シトロエン・eベルランゴ、プジョー・リフターEV、ヴォグゾール・コンボeは、それぞれ50kWhのバッテリーと136psの電気モーターを搭載し、そこそこの性能と320km程度の航続距離が期待できる。