【速報】シャネルのファッション部門アーティスティック ディレクターに、マチュー・ブレイジーが就任
2024年6月初旬、5年間にわたりシャネル(CHANEL)の指揮を執ってきたヴィルジニー・ヴィアールが退任して以来、数ヶ月にわたって後任は誰になるのかとさまざまな憶測が飛び交ってきたが、ついに、その後継者が明らかに。 【写真】伝説のデザイナー!カール・ラガーフェルド、シャネルのショーで魅せた素晴らしき瞬間100 シャネルはマチュー・ブレイジーをファッション部門アーティスティック ディレクターに起用することを発表した。ブレイジーは直近までボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクターを務め、ビジネス的にも大成功を収めた立役者として好評を博していた。 ブレイジーは2025年に正式入社し、シャネルのオートクチュール、プレタポルテ、アクセサリーの全コレクションを統括していく。 マチュー ブレイジーはこの就任について次の声明を発表。 「シャネルという素晴らしいメゾンに加わることができ、大変光栄で感激しています。すべてのチームメンバーと、新たなチャプターを共に書き進めていくことを楽しみにしています」 また、シャネル ファッション部門兼シャネルSASプレジデントのブルーノ パブロフスキーも、「マチュー ブレイジーを迎え入れることができ、大変嬉しく思います。彼はスタジオ、アトリエ、そしてメゾンダールとの継続的な対話を通じて、シャネルのコードとヘリテージを活かした活動を展開していくことでしょう。彼の大胆な個性、革新的かつ力強いクリエイションへのアプローチ、そしてクラフツマンシップと美しいマテリアルへの献身は、シャネルを刺激的な新しい方向へと導くことでしょう」と期待を込めた声明を発表した。 ブレイジーは、1984年パリ生まれ。ベルギー・ブリュッセルにあるファッションスクール、ラ・カンブルを卒業後、ラフ シモンズのメンズデザイナーとしてキャリアをスタート。その後、メゾンマルジェラを経て、フィービー・ファイロ時代のセリーヌのデザインチーム、ラフ・シモンズがチーフ・クリエイティブ・オフィサーを務めていたカルバン・クラインでデザイン・ディレクターを務め、確かな実績を引っ提げて、2023年にボッテガ・ヴェネタへ。 メゾン創設者のココ・シャネルから、カール・ラガーフェルド、ヴィㇽジニー・ヴィアールが紡いできたメゾンの豊かなファッション史に新たな章が加わる。2025年、その幕開けに大いに期待が高まる。