「イッテQ」復帰の手越祐也と東出昌大の意外な共通点 「イジられるイケメン」枠の需要が増加
「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のメンバーだった元NEWS・手越祐也が、ついに番組に復帰することを報告した。このタイミングで手越に白羽の矢が立った理由とは? 【冨士海ネコ/ライター】 【写真を見る】東出昌大に“肉食系アプローチ”をしたとされる再婚相手・松本花林 ***
「世界の果てまでイッテQ!」の人気メンバーだった元NEWS・手越祐也さんが、ついに番組に復帰するという。内村光良さんや宮川大輔さんとの軽妙な掛け合いが好きだった視聴者も多いことだろう。度重なるスキャンダルで旧ジャニーズ事務所を退所した身ながら、SNS上では「手越復帰」がトレンド入りするなど歓迎ムードがあふれている。 2020年には退所にあたって会見を開いた手越さんだが、コロナ禍で緊急事態宣言が発令された「ステイホーム」期間中に、何度も飲み歩いていたという行動は批判を浴びた。店には女性を呼んでいたことも報じられ、「未来の夢のため」「ボランティアの話」と釈明したものの、どこまで仕事の話だったのか、外野には分からない。かつて有名アイドルグループのメンバーとのプライベートの様子も複数回撮られた身だけに、かえってその「チャラい」キャラのうさんくささが増してしまったように見える。 でも「イッテQ」での手越さんが人気だったのは、その「チャラ男」キャラを巧みな編集とナレーションでイジり倒してくれていたからだ。時には内村さんが締め、宮川さんがうまくとりなし、「生意気だけどかわいげもあり、やる時はやる男」という印象に着地させていた。手越さんがレギュラーとして活躍していた頃の視聴率は、最高で20%近くになることも。2018年まで4年連続のトップ視聴率をたたき出していた立役者の一人といってもいいだろう。 しかし今や、世帯視聴率は10%を割るほどに低迷。今年に入ってから「イッテQ! 新メンバー発掘プロジェクト」が行われたり、ジャニーズ枠からはなにわ男子の大橋和也さんが投入されたりするなどのテコ入れも見られたが、手越さんほどのイジりがいのあるキャラはいなかったと言わざるを得ないのではないか。 問題は、誰でもイジればいいというものではない点だ。令和の今、特に女性芸人を昭和・平成時代の感覚でイジると大問題になる。 だからこそ、手越さんにもう一度白羽の矢が立ったのだろう。ルッキズムとコンプライアンスの問題に悩むテレビ業界が求めているのは、芸人感覚でイジれるイケメンだ。東出昌大さんの再評価、自民党総裁選出馬時の小泉進次郎ブーム。そう、今テレビの視聴率を取り戻すのは、彼ら「ビッグマウス」キャラなのではないか。