「南京事件」から87年、中国で追悼行事 日本人学校は休校やオンライン授業に
日テレNEWS NNN
旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」の追悼行事が13日、中国の南京で行われました。中国で今年、子どもが襲われる事件が相次いだことを受けて、日本人学校では13日を休校とするなどの措置を取っています。 南京事件から87年となる13日、江蘇省南京で開かれた中国政府主催の追悼行事で、中国共産党幹部は犠牲者に哀悼の意を表した上で、「建設的で安定的な日中関係を築いていくべきだ」と述べました。 一方で、今年9月には、満州事変の発端となった出来事が起きた日に、日本人学校の男子児童が殺害されたことなどを受けて、現地の日本人学校では13日、生徒たちの登校を取りやめ、休校やオンライン授業としています。 また、日本大使館なども事前に、中国当局に日本人の安全確保を要請しました。さらに、中国に在住する日本人に対しては「特に注意を要する日」として、外で大声で日本語での会話を控えることなどを呼びかけています。