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縁結び願い恋文和菓子 翠星高生が試作 白山さんの「奉納」にあやかり

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北國新聞社

 翠星高食品科学コースの生徒2人は、白山市の白山比咩神社で行われている「恋文奉納」にあやかった和菓子の試作品を完成させ、1日、白山市鶴来支所で試食会を開いた。県産のイチゴやユズ、加賀棒茶を使ったあんを羽二重餅で包み、縁結びを願うご当地ならではの一品に仕上げた。21日に行われる「全国和菓子甲子園」決勝戦への進出も決まっており、2人は優勝を目指して完成度に磨きを掛けている。

 和菓子は「恋つゝみ」と名付け、3年の巧(たくみ)ヒカリさん、2年の小西愛実さんが考案した。課題研究の一環で4月から企画に着手し、和菓子の製造販売を行う大松庵(白山市平松町)の助言を受けながら開発を進めてきた。

 2人は和菓子甲子園の今年のテーマである「青春」から「恋」に着想を得た。同神社が縁結びに御利益があるとされる「菊理媛(くくりひめ)」をまつっていることから、市観光連盟が手掛ける観光商品「恋のしらやまさん」に含まれる恋文奉納に着目した。

 材料には能登町の「赤崎いちご」、金沢市の「金沢ゆず」、加賀棒茶を使い、恋模様のように甘酸っぱさやほろ苦さを味わえる3種類のあんを作った。包装紙の裏には花占いを添え、「赤い糸」を表す赤色のひもで結び、見た目も楽しめるようにした。

 2人は8月に和菓子甲子園に応募し、予選の書類審査を通過した。今年の本選はコロナ禍で動画での審査となり、21日に開かれる決勝戦の審査会に提出するPR映像の撮影や和菓子作りの練習を進めている。

 1日の試食会は地元の和菓子店や市観光連盟の担当者を集めて開かれ、巧さんが和菓子の特徴を説明した。和乃菓ひろの(同市鶴来大国町)の広野純一店主は「3種のあんの組み合わせが合っていておいしい」と評価した。

 観光商品「恋のしらやまさん」は北陸鉄道石川線で白山比咩神社に参拝する人向けで、プランの中に恋の願い事などを記せる恋文奉納や和菓子交換券を含んでいる。今後は和菓子店と連携し、考案した菓子をイベントなどで販売できないか検討する。

 2人は白山比咩神社で行われている結婚式で活用してもらうことも視野に入れており、巧さんは「恋の成就を願ったり、昔の恋を思い出したりしながら食べてもらい、幸せを感じてほしい」と話した。

北國新聞社