三代目 J SOUL BROTHERS・岩田剛典さんが自粛期間中に始めたFUN-TIME
パフォーマーと役者というふたつの顔を持ち、多忙な毎日を過ごす三代目 J SOUL BROTHERSの岩田剛典さん。 彼にとって貴重なFUN-TIMEの過ごし方とは。
家では自粛中に始めた油絵を描くことで精神を整える
雅やかで涼しげな表情、そして知的で冷静。穏やかな佇まいからは、ステージで何万人ものファンを熱狂させる三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーと同一人物とは思えない。 早速、FUN-TIMEについてたずねると、「うーん、FUN-TIMEですか。そうですねえ」と少し悩みながら、ゆっくりと口を開く。 「やっぱり友人と会うことです。大体いつも同じメンバーで集まるのですが、何をするわけでもなく、ダラダラとご飯を食べたり酒を飲んだり。何でもない時間ですが、自分にとっては大事な時間になっています。 あと最近絵を描き始めました。夢中になって描いています。友人と過ごす時間とはまた違った意味で大事な時間です。今のFUN-TIMEはこのふたつですかね」。 アートや絵画は昔から好きだったが、自ら描く気持ちはなかったという。きっかけは緊急事態宣言の自粛期間中のこと。 「家でできることは何かと考えたときに、小さい頃からお絵かきが好きだったので、今始めたらどういう絵が描けるのか、という軽い気持ちで油絵を始めたらハマってしまいました。自粛期間が明けたら飽きてやめてしまうかなと思っていましたが、時間があれば常に描いています」。
何をやっても難なくこなしそうな印象だと伝えると、「そんなに器用な人間じゃないです(笑)」と、あの眩しいくらいに爽やかな笑顔を浮かべながら続ける。 「いつも失敗ばかりです。特に役者の仕事のときは壁にぶつかってばかりで、そのたびに落ち込みます。役者の世界は常にチャンスがあるわけでもなく、作品で評価をされなければ次がないと思っています。そうなると結局、目の前のことに対して全力で取り組むしかないんです。 そんな思いで撮影に臨んでも、悔しいことばかり。次の現場でクリアしていくことで作品へのモチベーションにつながっています」。 岩田自身、どんなときも、さまざまな意見を取り入れつつ自分の気持ちと照らし合わせて答えを出すことが多いが、こと芝居に関しては違うという。 後編ではそんな芝居に対する熱い思いを伺った。 岩田剛典●1989年生まれ、愛知県名古屋市出身。2014年に開催された「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」で合格しEXILEに加入。現在はEXILE、三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマー活動を中心に、役者業、CM出演等、各方面で活躍中。1月29日(金)から主演映画『名も無き世界のエンドロール』が公開中。 江森康之=写真 桶谷梨乃(W)=スタイリング 下川真矢(BERYL)=ヘアメイク オオサワ系=文
OCEANS