INAC神戸、所属26人中10人が退団 主力の岩渕や鮫島ら他チームへ
9月に開幕するサッカー女子のプロリーグ「WEリーグ」に参入するINAC神戸は13日、日本代表「なでしこジャパン」の常連、FW田中美南(26)とMF杉田妃和(23)、生え抜き13年目のFW高瀬愛実(30)とMF中島依美(30)ら16人と契約を更新したと発表した。 【写真】試合前、胸を張る鮫島彩 一方で、今オフは例年以上に各クラブ間で移籍が活発に行われ、INAC神戸は昨季所属(下部登録は除く)26人中、引退なども含め10人が退団した。日本代表のエース岩渕真奈(27)はイングランド・スーパーリーグのアストンビラへ。昨年11月の代表候補合宿のメンバーでは、DF鮫島彩(33)、GKスタンボー華(22)が女子日本代表前監督の佐々木則夫氏が総監督を務める大宮への移籍を13日に発表したばかり。 契約を更新した選手たちはクラブを通じてコメントを発表した。2016年からなでしこリーグ1部で4季連続得点王に輝いた田中は「INACに貢献できるように全力で頑張ります」と所属2年目もゴール量産を誓った。全日本高校女子選手権2連覇の強豪、藤枝順心高(静岡)から15年に加入した杉田は「まずは一つ一つのことに目を向け、積み上げていくところからチャレンジしていこうと思っています。もちろん優勝する気で戦いますよ」と初代WEリーグ王者に意欲を燃やす。 チーム最古参となる高瀬は「今あること全てに感謝し、チームのタイトル奪取に貢献できるように頑張っていきたい」と意気込み、同じく最古参の中島は「常に感謝の気持ちを忘れずにサッカーを楽しみたい」と抱負。ともに新リーグでの活躍を誓った。 新加入選手は13日時点で、千葉のMF成宮唯(25)と日ノ本高のDF竹重杏歌理(17)、INAC神戸レオンチーナの川上然(18)の3人となっている。(尾藤央一) その他の契約を更新した選手は以下の通り。 三宅史織、伊藤美紀、武仲麗依、京川舞、守屋都弥、西川彩華、阪口萌乃、水野蕗奈、牛島理子、長江伊吹、菊池まりあ、黄雅賢