立憲代表選4候補が討論会ー神奈川(全文2)国民年金に上乗せする新年金が必要ではないか
立憲民主党は25日午後、党代表選に立候補した4候補による討論会を神奈川県で行った。 【動画】【立憲民主党代表選】立憲、代表選4候補が討論会―神奈川(2021年11月25日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【立憲民主党代表選】立憲、代表選4候補が討論会―神奈川(2021年11月25日)」に対応しております。 ◇ ◇
認定こども園の考え方はまだまだ中途段階
泉:そして子育ての関連では、私は当時、政権を持っていたときに内閣府の政務官で子ども・子育て担当というのをやっておりました。そのときの主な仕事は、幼稚園と保育所、これをやはりばらばらではなくてできる限り統合していくと。片や教育機関、片や子育て施設、保育施設ということでばらばらだったわけですね。 文部科学省のほうは教育、幼稚園は教育施設であると、教育をやってるんだと言ってきたんだけども、保育所には教育がないと、極端にいえばそれぐらいに言ってきた。でも、そんなことはないと。子供たちはみんな教育も受けたいし、子育てもちゃんとやってもらいたいというふうに思ってるんだということで、こども園をつくってきたわけであります。 こういった認定こども園の考え方というのはまだまだ中途段階でありまして、これから子供たちをより、どこでも教育と保育、両方が受けられる環境をつくっていくということを進めていく。実は厚生労働省と文部科学省の線引きというのは、今いわれているこども庁の話にもつながっていくわけですが、やはり政府・与党の言っているこども庁は、いまだにどこからどこまでを範囲にするかというのが明確にはなっておりません。この辺りわれわれは、やはりこれまでこども庁、子ども家庭省という議論をしてきましたので、与党よりも先行する形で、今後、この姿というものを明らかにさせていただきたいというふうに思います。
小さな事業所でも厚生年金に入れるように
また、年金については今、私も実は国会議員みんなそうかもしれませんが、国民年金だけなんですね。もう議員年金っていうのはありません。国民年金だけなわけですが、やはりこの国民年金だけでそもそも生活をしていけるのか。もともとの成り立ちでいえば、おそらく生活をするための年金ということじゃないところからスタートしてるんですが、今これだけ世帯が分かれてしまうと、やはり国民年金で自立、自活をしていかなければいけない方が大勢おられる。 これやっぱりきついだろうということで、まず2つ方向性としてはあると思います。1つは厚生年金への加入、これをより範囲を緩和して、なるべく厚生年金に入っていただくということですね。今、例えば企業規模というのがありまして、この企業規模が50人以上のところであれば厚生年金ということになるんですけれども、もっと小さな事業所でも厚生年金に入れるようにしていく、こういうことがまず1つあると思います。 そして、今後の検討課題としては、実はやはり国民年金に上乗せをするような形での特別な、新たなベーシックサービス年金のようなものが必要になってくるんではないか。特に75歳以上ですね。こういうことも立憲民主党として積極的に検討して、やはり皆さまに安心を届けていくということをこれからわれわれの主要な政策課題として取り上げていきたいというふうに思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。 司会:泉候補、ありがとうございました。それぞれの候補の経験、また体験も含めてさまざまな視点からの、社会保障につきましての政権表明を行っていただきました。ありがとうございました。 それでは、ここから候補者間の討論に移らせていただきたいと思います。司会のほうで質問者を指名いたしますので、質問者は質問相手を指名した上で、1分以内でご質問をください。なお、質問内容は本日のテーマに沿ったものでお願いをいたします。また、回答者に指名された方は、回答を2分以内でお願いいたします。これを1巡します。 発言順は今行われた政権表明から1人ずらしまして、逢坂候補からお願いしたいと存じます。ご準備大丈夫でしょうか。それでは、逢坂候補、よろしくお願い申し上げます。