【ファンタジーS】早生まれは三文の徳?1月生まれ連対率42.9%など気になるデータ
今年は阪神開催
本来ならこの時期は京都の折り返し開催となるのが通例だが、京都競馬場は大規模改修に入るため、GIは感動の菊花賞を最後にしばしお休み。代わりに例年より1か月早く阪神開催が始まり、またこれによってエリザベス女王杯やマイルCSなどのGIも同競馬場で行われる。 【ファンタジーステークス 2020予想】京大式!予想材料少ない2歳戦は前走時計に注目!狙ってみたい本命馬は? 11月7日(土)に行われるファンタジーSも阪神競馬場で開催。これまで24回の歴史の中で、京都以外で施行されたことはない。過去のデータがどれだけ参考になるか難しいところだが、今回の施行条件である阪神芝1400mの傾向も混ぜ合わせながら検証していくことにする。参考にするのは2010~2019年までの過去10回、また阪神芝1400mにおいては2010~2020年第4回阪神競馬までの期間のデータを参考にしている。
内枠の先行馬が狙い
本来なら京都外回りで行われるこのレース。連続開催の2開催目ということもあって、勝ち馬は4枠より外に集中。特に4枠は5頭の1着馬を出しているラッキー枠。6枠も4頭の連対馬を出している。勝ち馬が出ていないのは2、3、5枠。 ただし、同じ距離で行われるとはいえ今回は阪神開催。しかも内回りである。阪神芝1400mの枠順傾向はというと、1~4枠の勝率が7%を超えているのに対し、5~8枠は7%を下回っている。内枠有利の条件といっていいだろう。今回に関してはレース傾向よりコース傾向の方が大事ということで、内枠有利と考えたい。 脚質も枠順と同様に考えていいだろう。参考までにファンタジーSの傾向だが、先行、差し馬はともに7連対。逃げ馬も4連対なら悪くない数字。追い込み馬は2連対とやや苦戦の傾向。差し馬は連対数こそ多いが、勝率が最低で勝ち切るとなると厳しそう。やや前有利の傾向といった感じか。 対する阪神芝1400mは分かりやすい傾向が出ていて、逃げ(20.3%)、先行(10.4%)、差し(5.6%)、追い込み(1.9%)と、脚質が後ろへいくほど勝率が下がっていく。こちらは十分なサンプル数があるので信頼度はかなり高いといえる。阪神1400mは内枠の逃げ、先行馬が有利な条件のようだ。