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「ただ勝つのではなく、圧倒して勝とうと意識した」。広島ユースが広島皆実に6発勝利し、開幕4連勝

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ゲキサカ

[9.26 スーパープリンスリーグ中国第4節 広島皆実高 1-6 広島ユース 広島皆実高G   26日、高円宮杯 JFA U‐18 サッカースーパープリンスリーグ2020中国は第4節を行い、広島皆実高(広島)とサンフレッチェ広島ユース(広島)が対戦。開始40秒で奪ったMF竹内崇人(3年)の先制点を皮切りに、6得点を奪った広島ユースが6-1で勝利した。  開幕から4試合で広島ユースが奪ったゴールは27。広島皆実と対峙したこの日も、「同じ広島県内の高校なので、ただ勝つだけのではなく圧倒して勝とうと意識していた」(DF伊藤太陽、3年)という意気込みを序盤からプレーで示した。  開始直後に見せ場を作ったのは、高田哲也監督が、「今の中国地方では抜けた存在」と評する竹内だ。MF福崎伶青(3年)からのパスを左中間で受けた竹内は「外を使うか迷ったけど、中の方がチャンスになる」とMF高柳英二郎(2年)にパスを展開。素早く中央でリターンを受け、右足を振り抜いた一撃がゴールネットに突き刺さり、開始からわずか40秒で広島ユースが先制した。  以降も、広島ユースが最終ラインからテンポよくボールを動かし、試合の主導権を掌握。竹内が「攻撃の時に全員がスプリントをして、人数をかけた攻撃を意識している」と振り返った通り、福崎とMF城水晃太(3年)の両ウイングバック、DF伊藤太陽(3年)とDF豊田将大(2年)の攻撃参加を交え、厚みのある攻撃を繰り出すと、前半だけで4点を奪った。  後半の序盤は攻めるしかなくなかった広島皆実にボールを持たれる時間が増加した。広島ジュニアユース出身のFW閑田隼人(3年)に力強い突破を許す場面も多く、10分には自陣でのボールロストからMF中島永弥(2年)にゴールを許した。しかし、この失点で目が覚めた広島ユースは30分、後半からピッチに入ったMF池田柚生(2年)のパスを受けた福崎が5点目をマーク。42分にはMF笠木優寿(1年)がPKを決め、6-1で試合を終えた。  圧倒的な力の差を見せつけた一戦で、高田監督が高評価を与えたのは1トップに入ったFW菅野翔斗(3年)だ。この日のゴールは前半35分に右クロスをボレーで合わせた1点のみだったが、持ち味であるスペースへの飛び出しがチームに与えた効果は絶大。髙田監督は「今日の前半は菅野が飛び出しで、相手のセンターバック2枚を引っ張り、2列目のスペースを作ってくれたのが大きかった」と口にする。攻撃のキーマンである竹内とMF光廣健利(2年)のダブルボランチが中央をドリブルで仕掛ける回数が多かったのも、前線で菅野が絶えずアクションを起こし続けたからだ。  昨年は腰椎分離症に悩まされる時期もあったが、将来の目標や自身の身体を見つめ直す期間と前を向き、大暴れするためのエネルギーを貯めた。肉体的に逞しくなって迎えた今年はこれまでの定位置だったシャドーから、自身が希望していたセンターフォワードを任された。    ポジション変更と共にプレーにも変化を加えた。スペースへの抜け出しが持ち味の”活かされる”タイプであるため、昨年までは味方の調子が悪ければ点が獲れなかったが、今年は一人でも点が獲れるよう強引な突破にも磨きをかけた。その結果、スーパープリンスリーグでは毎試合ゴールネットを揺らし、竹内に次ぐ7得点をマーク。第2節の鳥取U-18戦では、4得点を奪うなど好調を維持する要因について菅野はこう話す。「昨年よりシュートの精度が上がっている。得点の形も増えていて、色んな形で点が獲れているのが大きい」。  残りわずかとなった今シーズンの目標は、スーパープリンスリーグ中国の得点王と12月に行われるクラブユース選手権での日本一。ゴール前での存在感が増した菅野のゴールラッシュは、これからも続いてくはずだ。 (取材・文 森田将義)

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