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ルフトハンザの20年1-3月期、2600億円の最終赤字 4月旅客数は98%減

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Aviation Wire

 ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)を中核とするルフトハンザグループの2020年1-3月期決算は、純損益が21億2400万ユーロ(約2600億円)の赤字だった。前年同期は3億4200万ユーロの赤字。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要急減に加え、燃料費ヘッジ取引のマイナスも響いた。  売上高は64億4100万ユーロ(前年同期比17.8%減)、調整後EBIT(利払い前・税引き前損益)は12億2000万ユーロの赤字(前年同期は3億3600万ユーロの赤字)。営業費用は81億6200万ユーロ(6.0%減)だった。  グループ全体の乗客数は2175万6000人(前年同期比26.1%減)。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は642億9600万座席キロ(19.1%減)、有償旅客を運んだ距離を示すRSK(有償座席キロ)は470億9900万人キロ(24.0%減)だった。ロードファクター(座席利用率、L/F)は4.7ポイント低下し73.3%となった。貨物の輸送能力は15.0%、貨物キロは15.5%それぞれ減少した。  3月31日時点でのグループの流動性は約43億ユーロ。固定費を従来の3分の1に削減したものの、月に8億ユーロの流動性を消費している。  併せて公表した4月単月の輸送実績は、グループ全体の旅客数が前年同期比98.1%減の24万1000人だった。座席供給は96.0%減少。ロードファクターは35.8ポイント低下し47.5%となった。一方、貨物キロは53.1%減少し、貨物積載率は11.5ポイント上昇して71.5%となった。  ルフトハンザは5月下旬、独政府から90億ユーロの公的支援を受け入れることを発表済みで、今後は固定費のさらなる削減に踏み切る。約8万7000人いる従業員の時短勤務や既存プロジェクトの延期・中止、発注済み機材の受領延期などを実施するほか、非中核事業の売却も検討。グループ傘下のオーストリア航空(AUA/OS)では機材を30%、従業員を25%削減する。  一方、6月中旬からは世界130以上の空港に週2000便の運航を計画しており、需要回復に合わせて徐々に運航を再開していく方針だ。

Kaname SUGIMOTO

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