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夏のマスクは「暑い・苦しい」 怖い熱中症リスク、医師に聞いた上手な使い方

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沖縄タイムス

[新しい社会のカタチ 沖縄の今 withコロナ]

 新型コロナウイルス感染対策で、県内でも日常生活でのマスク着用が定着した。適切な状態で長時間の着用が難しい子どもの場合、どうすればいいのか。夏場は給水しにくく、熱がこもるなど熱中症のリスクもある。特に体温調節が苦手な幼児と高齢者は注意が必要という。感染症の専門家は適切に着用できない子の場合、無理に着けさせる必要はないと指摘、手洗いや換気の徹底などを優先するよう提案する。(社会部・西里大輝) 【写真】3Dプリンターを使いマスク量産 沖縄米軍が見せた底力

園児の着用どうすれば?

 那覇市の首里ライオンの子保育園の末広尚希園長は散歩する子どもたちの息苦しそうな様子に「着ける必要があるのか考えてしまう」という。感染対策で今はマスク着用が必須の雰囲気も感じている。「笑顔が見えづらく、子の愛着形成の観点からも望ましくないが、着用しないわけにもいかない。ジレンマを抱えて保育している」と困惑する。

 那覇市の別の保育園は、子どもが「暑い」「苦しい」と不快さを訴えるため、マスクを着用させていない。感染防止策で園外の散歩は控えている。園長の女性は「夏場、冷房の使用頻度が高まればマスク着用も必要になると思うが、子どもたちは嫌がるし、どうしたらいいのか」と頭を悩ます。

手洗いや換気しっかり

 県立中部病院感染症内科の椎木創一医師は「小さい子はマスクを適切に着けられず、効果も少ない。熱中症などのデメリットの方が大きい場合もある」と説明。「それよりは手洗いや換気をしっかり行い、症状がある子は一緒に遊ぶのを控えてもらう。そういう設定が大事ではないか」と話す。

 公園などに出掛ける場合、暑い時間帯を避け、移動時は着用、遊ぶ時は外す、移動先では小まめな水分補給と手洗いができるようせっけんを準備しておく-などを提案する。「部屋の中でマスクを着けられない子が外を歩く時に着けられるとは考えにくい。そこはできる範囲でいい」としている。

夏の屋外、危険な場合も

 夏場のマスク着用は熱中症リスクを高めるとの懸念もある。専門家はマスクを過信せず、必要な場所や状況を見極めて着用するよう呼び掛ける。

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