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高村光太郎の好物を弁当に 毎月15日・道の駅はなまき西南【岩手】

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岩手日日新聞社

 花巻市轟木の道の駅はなまき西南で15日から、花巻ゆかりの彫刻家高村光太郎が好んで食べていた物を入れた手作り弁当の販売が始まった。光太郎が花巻へ疎開するため東京をたったのが1945年5月15日だったことから、毎月15日を「光太郎ランチの日」とし10食限定で提供する。  同道の駅には「賢治と光太郎の郷」の愛称があり、構内に併設されている食品加工女性グループ「ミレットキッチン花(フラワー)」(本舘博子代表)が開業前から、光太郎に結び付くメニューを考えていた。市の委託を受けて高村光太郎記念館(同市太田)を運営する「花巻高村光太郎記念会」の女性スタッフが4年ほど前から光太郎の食事を再現し、研究しているのを知った本舘代表(70)が提案し、今年8月下旬から打ち合わせや試食などを重ね、協力して販売にこぎ着けた。  同記念会では、光太郎が花巻で過ごした7年間のうちに残した日記や手紙にあった食に関わる記述を参考に、できるだけ近づけて試作していた。  弁当には地元産の食材をふんだんに使用。メニューは毎月変更予定で、第1弾は▽枝豆・青のりごはん▽ブリの醤油(しょうゆ)麹(こうじ)焼き▽牛肉ステーキのキノコ添え▽大豆のトマト煮▽キュウリのつくだ煮―など。光太郎が好んだ牛肉やキノコ、リンゴ、マメのほか、自分で栽培していたトマトやキュウリも取り入れた。  15日には同道の駅でお披露目会が行われ、関係者ら10人余りが弁当を味わった。  本舘代表は「光太郎がグルメだったということはあまり知られていないのではないか。弁当を通じて光太郎の意外な面に触れてもらえたら」と期待。同記念館女性スタッフの井形幸江さん(65)は「戦後の食糧難の中、光太郎は健康な体をつくるため食べることを大事にしていた。道の駅に寄る地域内外の人に食べてもらい、光太郎の人柄や功績の普及につなげたい」と話していた。  1食800円(税込み)。毎月午前11時ごろには店頭に並ぶ。問い合わせはミレットキッチン花=0198(29)5522=へ。

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